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トスカーナ日記

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月25日

素晴らしい、お天気が続いているトスカーナです。
寝ていても窓のブラインドから差し込む明かりで、既に今日のお天気が分かってしまうほど、何処までも青空の広がった、太陽一杯の日が又始まります。
カーデイガンがないとぶるっと震えるくらいの低い気温の朝が、それでも一杯の光を放ちながら始まり、そして時間とともに少しづつ気温が上がっていきます。日中はもう夏です。おかげさまで、こちらは湿気がほとんどありませんので、日陰に入るとひんやりし、真夏でも過ごしやすいのが嬉しい所です。
いつ海に行こうかと待っている時期でもあります。
そして夕方9時過ぎに日が翳り始めると、又気温が下がり始め、脱いでいたカーデイガンが欲しくなるのです。

さて、今は蛍の時期でもあります。
昨夜は友達の家に夕食に招待され行って来たのですが、約20人ほどの人達とおしゃべりをした後、帰路についたのが真夜中でした。
こちらの郊外の道にはまったく街灯なるものが立っておらず、夜はそれこそ真っ暗闇になります。昨夜はそんな道で車を脇に止め、車のライトなども全て消して外に出てみると、先ず目に入ったのが満天の星です。東西南北180度に開いた空に星が一杯。そしてその下に黒くシルエットのように浮かび上がる野原の陰。そして・・・!なんとそこには空にある星と同じ数ほどの蛍がチーカ、チーカと光を放ち、ふ〜わ、ふ〜わと漂っていたのです。その数のなんと多い事!真っ暗闇の中に、空の星と地上の蛍がまったく一体になり、浮かび上がっているのです。
いやー、しばし私達はその光のショーに見惚れてしまいました。
この時の感激は言葉に未熟な私には表現できかねます。
帰ろうと思い後ろを振り向くと、オレンジの光に浮かび上がる丘の上に立つ石の町が静かにありました。はーっ、ここは天国!

さて、今日の日記の本題に入る前に、生粋の江戸っ子の誠司さんに一言。
たった1日の出会いでしたけれど、
なんだか随分以前から知り合いだったような、そんな気が最初から最後までしていた私達です。
お話をしていて本当に楽しかった。おかげさまで、あの後私達は時間が時間だったためシエナの町へ又戻り、美味しいレストランで夕食を頂きました。誠司さん
がお腹を壊していらっしゃらなかったらご一緒できたのに、とちょっと残念に思った私達です。
生粋の江戸っ子って、
誠司さんのような方を言うんですね。始めて知りました。
素敵な
誠司さん、素敵な人生をこれからもエンジョイされますように。


さて、今日はシエナのキヤンテイ地域にあるワイナリー「
Dievole」をご紹介しましょう。
ここは随分以前からワイン好きの人達に、いい所だから1度訪問してきたらと進められていた場所です。
先週の日記にもご紹介した真寿美さんと彰子さんと行ってきました。

到着してびっくりしました。
それは今まで訪問していた土臭さの残ったワインリーと少し違っていたのです。
先ずお客様はバー兼レセプションに行くのですが、従業員は白と黒の洋服で決め、サービスはエレガント+イタリア人の陽気さが混ざりとってもいい。
何処を見ても綺麗に整頓されており、うむむ〜〜ここはイタリアかそれとも他の国かと考えるほど。後ほど知ったのですが、ここのオーナーはスイス人でした。なるほど、だから隅々まで綺麗なんだと納得です。

先ずバーのようになっているカウンターで、予約名を告げると、さっとお絞り!が出てきました。お絞り・・・!日本でしか見た事がないのに、こんな所でお目にかかろうとは、私はもうここで感激です。やはりこんな所もオーナーがスイス人だからでしょうか。
それからウェルカムドリンクとして、ここのキャンテイ・クラシコが先ずグラスで出てきます。これが又フルーテイーで美味しいのです。ここでグーっとこのワイナリーの印象が上がります。

さて時間通りに、カンテイーナ訪問が始まりました。
イタリア語訛りのかなりきつい英語を話す若いイタリア男性が案内をしてくれましたが、最初のチャペルから貯蔵庫、ワイン試飲部屋など、何処を回っても綺麗にオルガナイスされていて気持ちがいい。スタッフも皆親切。

11世紀に、ここに広がる土地を1年に6つのコイン、3つのパン、そして2匹の食用雄鶏で借りた領地が今の「
Dievole」です。

先程も言いましたが、今のオーナーはスイス人で、今では大きなワイナリー、アグリツーリズモ、ホリデーハウス、レストラン、プール、とトップクラスの大きな規模で経営しています。

カンテイーナ訪問料は1人10ユーロで、訪問を始めてから終わるまで、約7種類のワインを試飲することになります。余り飲めない方は、途中で捨てる事。
場所を移動しながら違ったワインの試飲をするという、大規模経営でないとできないやり方で訪問が続きますが、その場所々でサラミやチーズ、パン、オリーブオイルなどの食べ物も沢山出してくれ、ちょっと他のワイナリーでは見られない気の利いたサービスをしてくれます。

訪問が終わった後、私達はここで昼食を取るように予約を入れておきました。
どんなレストランなのか興味津々な所だったのですが、なんと嬉しい事にテーブルは眺めのいいグリーンの庭にセッテイングされていたのです。光が一杯で、開放的で、それは素敵なアイデア。
大きなリンデンの木の陰の下に座り、先ずワインを選びます。
そして面白いのが、料理は選んだワインにあうように、シェフが勝手に作ってくれるのです。どんなものが出てくるのか楽しみです。
私達はこの後、まだシエナに行く予定でしたので、今回はアンテイパストとプリモだけにしましたが、お肉料理やデザートも又機会があればトライしてみたいものです。

美味しいワインとそれにあったお料理。青空は何処までも広がり、自然が私達の楽しい時間を祝福してくれているようでした。

Dievolewww.dievole.it