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トスカーナ日記

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月27日

この夏、イタリアには雨が降ってくれません。
北イタリアはそれでも昨日から雨が、それもかなり強く降ったようで、あまり急に強い雨が降った為、町は浸水している状態です。
雨が降れば降りすぎるし、降らない所は5月からまったく降らないし、今年のお天気は極端です。

雨が降らない為、川の水は日増しに干上がり、トマトやトウモロコシを植えている畑も完全に乾燥した地域もあり、野菜の値段が少しづつ値上がりしています。
畑だけではなく、このまま雨が降らないと、家庭の水道もいつ止まってしまうか分かりません。私は朝キッチンの蛇口をあけるたびに、水が普通に出てくるかどうか少し不安な気持ちです。
今の所、私達の住んでいる所は水の心配はないようですが、それでも近くの川を通るたびに、干上がっていくのが分かりますので、雨よ降ってくれ!と祈りたい気持ちです。

そんな私達の気持ちを知る良しもなく、真夏の太陽は毎日ぎらぎらと輝いています。
先週の暑かったこと!
家の中の温度29.5度。約30度。
夜も涼しくならず、風も吹かず、家の中の温度は朝から夜まで、ずーっと同じ30度前後。
もう暑くて何も出来ません。
窓を閉めきり、家に閉じこもっていてもあまりの暑さにからだが眠ってしまいます。
丁度、犬や猫が暑い日中は寝てばかりいる様に、私達の体も暑さに順応する様に行動を止めてしまうようです。

何にも出来ないので、どうしていたかと言うと、TVでバルセローナの世界水泳選手権とフランスで行われているツールデフランスを見ていました。
ツールデフランスは夏の風物で毎年楽しみです。
世界水泳選手権の予選が始まるのが朝9時。お昼頃にいったん終わり、その間に昼食などを食べた後ツールデフランスが始まり観戦。終わった頃に夕方6時から又世界水泳選手権の決勝戦が始まります。
ということで先週はスポーツ観戦の週でした。こんなにTVを見続けたのは久しぶりです。
ただ、その前の週はガイドをしていた為、一番好きなシンクロナイズスイミングを見逃してしまったことが、非常に残念でなりません。

さて、こんな暑い気候を唯一喜んでいるのがワインメーカーのようです。
暑い日が続いているため、葡萄の糖値がかなり上がり、このまま行くと今年のワインは史上最高の良い出来になるような噂が出ています。
ある地域の葡萄の房は既に収穫時の大きさになっている所もあり、このまま行くと収穫は8月の末になるとか。
今日もTVで言っていましたが、もし2週間後に雨が降れば最高のワイン年になるようで、もし降らなければ、量は減るが、しかし最高のワインが出きるそうです。
ただし、もし雨が降りすぎると、やはり葡萄には良くないようですが・・・。
さあ、今年のワインは噂の通り史上最高の出来になるのでしょうか・・・?

こんなに暑い日が続いた先週、横浜と東京在住の美和さんとひろみさんがトスカーナ観光に来てくださいました。
個人旅行は始めての方達。
こんなに暑い日中、歩かせるのは可愛そうだな、と思いましたが、歩かないと何処にも行けません。
私も彼女達も帽子をかぶり、水を持参し、彼女達は日焼け止めクリームを塗っての対応です。
それでも外の空気は丁度オーブンの中に居る様。
たまたまこんなに暑い夏に来られる事になったお2人には申訳ない限りでしたが、どうし様もありません。
幸い、最初の日だけはよく歩きましたが、次の日は海際に行ったり、その次の日はテルメでマッサージやファンゴを経験された日程でしたので、まあ楽だったと言えば楽でしたが・・・。

最後の日は、彼女達のご希望でピノッキオ公園で知られる「コッローデイ」に行ってきました。
コッローデイはモンテカテイーニ・テルメの北約10Kmの所にあります。
ピノッキオの作者の本名はカルロ・ロレンツイーニですが、お母さんの生まれた村の名前を取って、カルロ・コッローデイで本を書いた様です。
お母さんの生まれた小さなコッローデイの村が山肌にしがみついている様に上に見えます。
ピノッキオ公園はその山すそに広がった新しい町にあります。

ピノッキオ公園は1951年にロランド・アンツイロッテイ教授によって提案され、設計は建築家のレナート・バルデイとリオネッロ・デ・ルイジが担当しました。
公園の中は、竹藪や常緑樹でうっそうとしており、暑い日でもかなり楽に見て回れます。
ピエトロ・コンサグラによる21のブロンズの動物や妖精の作品が進んでいく道に1つづつ出てきて、それが昔読んだピノッキオのお話を思い出させてくれます。
私がピノッキオの物語を読んだのはもうかなり昔の事で、覚えているのが鯨に飲み込まれた箇所なのですが、その鯨もちゃんと通り道に出てきてくれ、なんともひょうきんな顔が心を和ませてくれました。

私は写真を撮るために公園をぐるっと1周しましたが、それでも1時間は優に取りました。ゆっくりとブロンズ像とピノッキオのお話を組み合わせながら進むには時間をたっぷり取っておいたほうがいいでしょう。

さて、ピノッキオ公園を出た後、歩いて3分の所にあるガルゾーニ邸にあるイタリア式庭園まで行ってみました。
道の反対側の高台から中が少し見え、そこには綺麗に刈った芝生や花が並んでおり、噴水のある丸池や彫刻で飾られた階段がジグザグに上に伸び、かなり興味をそそられるのですが、やはりこの暑さです。あそこを歩く事を想像しただけでも汗が吹き出そうで、お2人とも入園は断念されました。

私は春にもう1度来て見たいと思います。