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トスカーナ日記

月17日

815日の祭日「フェラゴスト」を境に、今週と来週に架けて休みに入るお店が多く、町の中が閑散としています。

TVでミラノやローマの街を紹介していましたが、特にこの暑さも手伝って、皆、海へ出かけており、普段座れないバスも空席が沢山、駐車場もガラガラ、いつもゴミ袋で一杯の路上コンテイナーもすっからかん、市役所などは何処も列を作らなくても用が済むのだとか。
その変わりお店はシャッターを下ろしてしまい、町の中を歩いている人は本当にちらほら。

「フェラゴスト」に入って嬉しい事は、町の中が静かになる、乗り物が空いている。
嬉しくない事は、お医者も休みで病気の時困る、店が休みでなにも買えない、等の声がTVで聞かれました。

私の住んでいる町でも沢山のお店が夏休みに入っており、この時期1番の稼ぎ時ではないかしら、と思われるバーでさえ、ちゃんと休んでいます。
私が行こうと思っていた美容院も殆ど3週間休みで、がっかり。
あちらこちらでシャッターが下りているので、旅行者には本当に申訳ないくらいです。

フランスではこの暑さでなんと
3000人のお年寄りが亡くなられたそうですが、ミラノ、ローマでも数人のお年寄りが亡くなられています。
ローマの市街でもバスには冷房装置がなく、満員バスの乗客達はどうにかしてくれ、と憤慨していました。

幸いな事にフランスは既に温度が下がっており、過ごしやすくなっていると友達からメールが来ていましたが、イタリア・トスカーナは明日には雨が降る、明日こそは・・・、と言われながらまったくお天気は変わらず、まだまだ暑い日が続いています。

5月から続いているこの暑さ、もうみんな、いいかげんうんざりといったところです。


夏と言えば花火大会。
こちらでもフェラゴストにはいろんな町で花火大会が行われます。
日本の花火を知っている私には、こちらの花火は子供だましのようで、ちょっとつまらない所があるのですが、それでも花火の大好きな私はフェラゴストの夜、サン・ヴィンチェンツォの町へ見に行って来ました。
こちらの夜はかなり遅くなってから暗くなりますので、花火が始まるのは10時から。

7時頃に町へ到着した私達は、花火が上がる浜辺の直ぐ横にある港でアペリテイブを飲みながらちょっとピープルウオッチです。海から帰るまだ半分水着の人や、既に着飾った人などが入り混じり、ボケ−っと見ていても飽きません。

私達と同じテーブルに居た若いイタリア人男性2人は、女性ばかりを見ては、

「オイ、見ろよ、可愛いなー」

「ウワォ!彼女ブラジャーしてないよー」

「ヘイ、ヘイ、あの子を見ろよ、あそこ、あそこ!」

なんて、もう大変。
そんな声も後ろで聞きながら、どっぷりとイタリアンの夕暮れに浸りました。

9時になってから、港をぐるっと囲んでいる防波堤の上から花火を見ようと行って見ましたが、既に沢山の人でした。
なんとか一角を見つけて座りましたが、防波堤は大きな岩で出来ており、角がごつごつしていて、なんとも座りごこちの悪い事。
岩の上にも3年なんて言いますが、9時から10時まで座っていたら、既にお尻が痺れてきました。

それでも花火は大変綺麗でした。
花火を上げる所からかなり離れて座ったつもりでしたが、あの大きな花火が丁度私達の真上に上がりました。ドー――ンという音がお腹に響き、大きな大きな花火が夜空一杯に広がります。あまりに真上なので、首が痛くなるほど。
危ない事に、燃え尽きない花火の切れ端が、2度も私達の近くに落ちてきたのです。

「オ〜オ〜オ〜!危ない、危ない、危なーーーい!」

と、この切れ端を交わそうと皆逃げるのですが、何しろごつごつした岩の上に座っているので、逃げるのもかなり恐いのです。

次回は、もう少し遠くに座ることに決めました。