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トスカーナ日記

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月30日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日前に4ヶ月ぶりの雨が夜通し降り、それを境に少し天候が変わってきました。
日中はまだ夏らしく暑いのですが、朝夕めっきりと涼しくなり、全部の窓を開け放してひんやりした空気を多いにエンジョイしています。

でも、まだ雨が足りません。
今日も雨が降ると天気予報では言っていたのですが、相変わらずこちらの天気予報は当たらず、雨の変わりに温かい大風が吹きまくり、そこら中を乾燥させてしまいました。家の前にある、春になると綺麗な白い花を咲かせる大きな木が、午前中だけですっかりちりちりに乾燥してしまいました。4ヶ月間殆ど雨が降らなかったにもかかわらず、健康に青い大きな葉をつけていたのですが、この温かい風には数時間でやられてしまったようです。
町中で雨を待っている所です。

さて、私達の夏休みも終わり、今週の初め早速女性お二人をご案内をしてきました。
いつも思うのですが、お友達同士の旅行はいいですね。
楽しそうにお話をされているのを見ると、昔を思い出します。
私も若い頃に、幼馴染の彼女と良く旅行をしたものです。勿論、国内旅行。
小さい頃からいつも一緒に遊んでいましたから、旅行をしても気を使わず、性格はまったく反対でしたが、なんとなく好みが合い、旅行で行く所も迷わず決められる。私達は喧嘩をした事がないんじゃないかな?

私が
30年も外国生活をしているというのに、彼女はまだ外国旅行はしたことがありません。遊びにいらっしゃいよ、と何度言った事か。
でも家庭に入った彼女は来る機会をなくし、とうとう去年、胃を全部摘出と言う大きな手術をしてしまいました。

幸いに今は元気になっていますが、
1度でも私の所へ遊びに来てくれるのかどうか・・・。

もう一度、二人だけで旅行がしたいですね。

話がそれてしまいましたが、今週来て下さったお二人を海にご案内してきました。
前日の夜にかなり激しい雨が降り、次の日を少し心配しましたが、朝起きてみると空は真っ青、すがすがしく晴れ渡っていて、ほっとしました。
これがトスカーナのいい所なんです。

1度日記にも書きました、サン・ヴィンチェンツオに先ずはご案内。
前夜雨が降った為、海は少し濁っていましたが、それでも青い色が地平線まで続き、海からの風が少し湿気を含んだ暑い空気を涼しくしてくれ、お二人は大感激でした。

こちらは午後
1時にはお店が閉ってしまいますので、先ずはブテイックの並ぶ歩道をゆっくりと歩きながら、バーゲンの品定めです。
彼女達は、ホテルにあるプールで泳ぐ為の水着に興味があおりで、いろいろ検討した結果、とうとう
1着お買い上げとなりました。
私もつい誘われて、ベネトンの水着を
40ユーロから16ユーロにまで値下げしたものを購入。下が赤で、上がピンクのビキニです。上の部分は肩紐がなく、セルロイドの小さな花が胸元についたかなり可愛いもの。
年に関係なく着ちゃいます。


さあ、いよいよ今日お話しようと思ったレストランに関してです。
サン・ヴィンチェンツオは昔からの貴族達の館が残る、お金持ちの保養地だったそうで、今でも「お金持ちが住んでいる町」と言われています。
その為、小さな港には個人所有のヨットがずらりと並んでいます。
その港の直ぐまん前に、小さなレストランやバーが軒を並べているのですが、最初のバーがちょっと変わっているのです。
名前は「ザンジバー」。作りはとてもシンプルで、テーブルや椅子はどれも何処からか持ってきたような、ちぐはぐなものばかり。固そうな椅子にはクッションが置いてありますが、それも手作りのものだとはっきり分かるような、少しごつごつとした物です。

お昼はメニューあり。夜はカクテル
1杯+つまみ食べ放題で4ユーロ、だけとなります。
1度私の主人がここを通りかかった時に、ちょっと休憩、のつもりでカクテルを頼んだそうですが、その時のつまみが新鮮な魚介類のアンテイパストだったそうで、それは美味しかったそうです。


また話がそれましたが、彼女達と一緒に昼食を食べに入ったのがこのレストランなのです。
新鮮な魚介類だけのメニューと言うことで、海側で食べれる新鮮な魚介類とは最高、と私達は大喜び。
先ずはきりりと冷えた白ワインで乾杯です。
さて、私達がオーダーしたのは、それぞれが違った海の幸のパスタだったのですが、なんと私がオーダーしたのは、大きなエビとマグロの刺身だったのです!
そうです、両方ともまったくの生。エビは腹の所だけナイフで切り目が入れてありましたが、その腹がとても透き通っていて、新鮮そのもの。そして、マグロ。
勿論、日本ではマグロなんていつも生で食べていらっしゃるでしょうが、こちらで食べる人は余りいません。南イタリアでは食べるようですが・・・。

私もこれをオーダーするのにはちょっと躊躇してしまいましたが、レストランの可愛いウエイトレスが、

「とっても新鮮だから出すのであって、本当に美味しいよー」、

と言ってくれるし、主人も、

「ここで食べないで、何処で食べるの?」

なんて推してくれましたので、とうとうオーダーしてしまいました。

こちらではマグロを塩、胡椒、オリーブオイル、そしてレモンで食べます。
美味しかったです!
ただ、やはり私は日本人でしょうか、ご飯とおしょうゆが欲しいなー、と思ってしまいました。

とにかく変わったバーですから、いろんな人がいるわけです。

1人、5060歳の、白くなった髪を背中くらいまで伸ばし、額には細い紐を巻いている、イタリア男性がいました。

洋服は、少しくたびれていますが、サファリに着ていくような半ズボンの格好です。でもポケットには携帯電話が覗いていました。
私達、特にご一緒した彼女達を見て、中にあるバーの前で人懐っこくにこにこ笑っています。
主人が用事のついでに彼に話しかけたようで、彼は自分の船に乗ってあちこち航海している人だと分かりました。


なんと
45年も船に乗っているとかで、その船は今、目の前の港に止めてあるのだそうです。

もう何十年も航海してきたようで、今は年をとった為、船を港に止めて生活する事が多くなったと言っていました。
名前はマリオ。
顔は潮風に吹かれてかなりしわくちゃ。でも目は素敵に輝いていました。

彼はどんな人生を送ってきたのでしょうか。ずーっと船の生活だなんて・・・。

話しをすると、これも港の前にあるイタリアで
5本の指に入る有名なレストラン「ガンベロロッソ」で食事を何度もしたことがあるとか、いろいろ面白いのです。

「ガンベロロッソ」と言うと、とても高級で、料金は高くて、量は味見程度、というのが回りの人達の感想でした。

でもマリオが言うには、「ガンベロロッソ」の食事は本当に美味しいのだとか。そして高いワインさえ頼まなければ、
170ユーロくらいで食事が出来るよ、とのことでした。

日本人の新米クックがいつもキッチンで修行しているよ、とも言っていました。

何週間も前から予約を入れておかないと席が取れないレストランですが、
1度は話の種に行って見たいと思っています。
その時は、又ご報告致しますね。

ps 私のコンピューターでトラブルがありました。

828日と29日に私にメールをくださった方で、私からの返事がまだ届いていない方は、お手数ですが、もう1度メールを送りなおして頂けますか。

間違いで消されてしまった可能性があります。