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トスカーナ日記

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10月26日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イタリアは今日、冬時間に入りました。
日本との時間差は
8時間。
1時間延長されたわけで、夏時間になった時に1時間損をしたような気がしたものですが、今日はその反対と言うわけです。


さて、トスカーナの気温もいよいよ下がり始めました。
もう11月が目の前ですから、しかたがありません。
昨夜はとくに気温が下がり、今朝6時頃にはたったの4度。
今、日中でも外の気温は10度ジャストです。
曇り空で少し風があり、と思うと太陽の日が差して来たりして、本当に移り変わりの激しい秋の空です。

秋と言うとトスカーナの名物はポルチーニのキノコ。
今年の夏は猛暑だったので、ポルチーニの出来が非常に悪いと聞いていましたが、やはり秋になると店先に出てきました。

この間は、マイレージ消化の気軽な旅、をされていた藤川進さんがトスカーナを訪問されて私達と一緒に回られたのですが、その時の彼のご希望でポルチーニを食べに行ってきました。
場所はシエナにあるレストラン「guido・グイド」です。
ここは1800年代からの有名レストランのようで、壁一面に有名人の写真が飾られています。
随分昔の写真は白黒でサイン入りもあり、新しいものになると、イタリア有名人の中にハリウッド映画界の有名人達の写真も混じっています。

場所はシエナで有名なバー兼お菓子屋の「ナンニーニ」の直ぐ前にある細い路地を入った所。
外から見ると入り口は小さく、その中にカウンターだけが見えますが、中に一歩入ると奥にテーブルがずーっと続いています。
ハイシーズン時は昼食でも予約が必要なほど沢山の人が訪れるレストランですが、ウエイター達がとても気さくで、気持ちのいい所が気に入っています。
場所が有名になると、ついウエイター達も態度が大きくなってくるものですが、ここはそう言うことはなく、地元の人たちがいつも利用しているからでしょうか、料金も良心的で、美味しい料理を出してくれる所です。

さて、今年はポルチーニが余り採れないだろうとの噂を聞いていましたので、進さんのポルチーニが食べたいというご希望を聞いた時、少し心配しながらこのレストランへ電話をいれてみたのですが、返事は、「ハイ、ありますよ!」でしたので、ホッとしたものです。

レストランに入ると、入り口近くのショーケースに、ありました、ありました、大きなポルチーニが山盛りになって飾られていました。
早速私達が注文したのはタリアテーレのポルチーニソース。
美味しかったです。噛むとコリコリとして、ソースに味がたっぷり出ており、最高でした。

一緒に飲んだ白ワイン(
Greco di Tufo-Mastroberardino)も進さんのお好みの味で、大変満足していただきました。

進さん、あの時はご馳走様でした。

このレストランでは以前にステーキも食べたことがありますが、ジューシーで美味しかったです。
高くて美味しくない旅行者目当てのレストランが多い中、ここはお勧めです。
Ristorante guido, vicolo Pier Pettinaio, 7, tel. 0577 280042

ちなみに、マーケットでもポルチーニが顔を出し始め、スーパーマーケットでは1kgが約20ユーロ、朝市ではどうしてかもっと高くて、1kgが約30ユーロでした。
ポルチーニはこちらイタリアでも高いキノコです。

ポルチーニと言えば、同じように秋の味覚であるトリフュが思い出されますが、トリフュの今年の収穫は本当に少ないようで、今まで私がご紹介したヴォルテーラにあるレストランでトリフュを楽しんでいただいた方達はラッキーだったかもしれません。トリフュが山盛りにかかっていましたよね。

ところで、ステーキと言うと、フィレンツェで有名な大きなステーキ、「フィオレンテイーナ」があります。
10月中旬、フィレンツェでそれを食べてきました。

2年前に私達のガイドをご利用してくださった幸代さんとお母様が又フィレンツェに数日滞在されることになり、是非又お会いしたいと言うことで夕食に誘ってくださったのです。
それならば、是非美味しいレストランにご案内しなければ、と先ず思いついたのがレストラン「オステリア・デル・カフェ・イタリアーノ」でした。
このレストランはフィレンツェに住んでいる友達の若夫婦が「地元で有名だよ」、と教えてくれた所で、後に自分達で食べに行って非常に好きになったところです。
その後、日本のガイドブックにも乗っている事を知りました。

場所は、サンタ・クローチェ教会の前の路地を入った所で、少し分かりにくいのですが、その辺りを歩いている人に訊けば直ぐ教えてくれます。

入り口はカウンターのようになっており、そこで予約した旨を伝えると席まで案内してくれます。
ウエイター全員が制服の上に足首まである真っ白なエプロンを着けており、私はこの姿が大好きです。
レストラン内部はちょっとシーンとしていて、格式高いレストランの雰囲気がありますが、でも全員気さくで、居心地が大変いいのです。
たまたま、幸代さん達とご一緒した時にサービスしてくださったウエイターの方がこれまたいい笑顔で、親切でした。
後で分かったのですが、彼の奥様はなんと日本人なのだそうです。
びっくりしました。
結婚されて30年とか。知り合ったのはイギリスの英語学校。
この英語学校で知り合うケース、かなり多いようです。
私の知っている外国在住の日本女性の半数以上は、英語学校で知り合った人と結婚しています。

さて、ステーキが大きいとは聞いていましたので、アンテイパスト2人分を皆で分け、ステーキもまた2人分を4人で分けて、という事にしました。
とにかく日本人は胃が小さいですから、気をつけないといけません。
2年ぶりの再開で話がとても弾む中、とうとうあの大きなステーキが出てきました。
小テーブルに乗せられて出てきた2つの大きな肉の塊を見たときは、皆が「えーーっ!」と驚きの声をあげたほど、その大きさといったら・・・!!
勿論、大きな骨が横に付いていますが、それにしても大きい!
又厚みが大変なもので、5cm以上はあったのではないでしょうか。

ウエイターが骨を外して、綺麗に4人分に切り分けてくれます。
それでも私の皿に乗ったステーキを見て、これ全部が胃の中に治まるのかなー、と心配になってしまいました。
塩と胡椒だけのシンプルな味付けでしたが、ひと口食べてみるとジューシーで、炭焼きの香ばしい匂いと味が口に広がり、とても美味しかったです。

美味しい、美味しいと食べていきましたが、私は半分食べた所でダウン。
残りの半分は、家で留守番をしている犬にお土産として、切り分けた大きな骨と共に包んでもらいました。
全部平らげたのは幸代さんただ1人。ご立派!
後の3人は皆残してしまいました。
3人でステーキ1枚が丁度良かったようです。

このレストラン「オステリア・デル・カフェ・イタリアーノ」はデザートも大変美味しいのです。
1度は「ケーキのチョコレートソースかけ」なるものを注文したのですが、先ずケーキが出てきて、そこにはチョコレートソースがかかっていません。
「チョコレートソースは・・?」と言おうと思っていると、大きなボールを両手で抱えたウエイトレスがやってきて、
「どうぞ、お好きなだけおかけください」
とボールになみなみと入ったチョコレートソースを出してくれたのです。
こう言う所が大好きです。

幸代さんとお母様、本当に楽しい夕べを有難うございました。
そしてご馳走様でした。

Osteria del Caffe Italiano, Via Isola della Stoche 11/13r, tel. 055 289368