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4月18日
パスクワ(復活祭)には必ずお天気が崩れると言われていますが、今年もその通りで、そしてあれからなかなかお天気が回復してくれません。
毎日厚い雲が空を覆い、夕方から小雨が降ってきます。
そんな中、今週は始めて21名のグループのご案内をさせて頂きました。
私のサイトを見て下さっている方が、いつも変わった旅行を求めている旅行仲間に、ツアーでは絶対行かないトスカーナ郊外の旅行をして見ないか、と話しかけ、それはいい案だということになり早速私にコンタクトがあったのです。
最初は15名の予定でしたので、まあ15名なら私でも出来るかな、と言う感じでお引き受けしたのですが、やはりトスカーナ郊外の事はTVや本でかなり知られてきているようで、参加者が思ったよりも増え、最終的には21名の私には大人数のグループとなりました。
私は自分でもツアー旅行をしたことがありませんので、ツアー旅行がどういう雰囲気のものか、想像も出来ません。そのガイドをするわけです。さあどうなることやら。
私がしています個人旅行者のガイドでしたら、お一人、お二人、多くても6名と人数が分かっていますから、ホテルの予約、美術館の予約、ワイナリーの訪問手配、などさっさっとしてしまう所ですが、今回は日本でこの旅行をオルガナイスされている方とのコンタクトをとりながらやっていかなければいけません。
人数が増えつつあるグループですから、いったん予約をしたホテルに部屋数の変更を電話とFAXで伝えたり、最後には部屋数が足りないために、そこをキャンセルし、別のホテルの手配が必要になったり、又はグループを2件のホテルに分けることになったりと最初から戸惑うことが起こり、これは大変な仕事だと実感し始めたのです。
時期がちょうど復活祭に当たりましたので、4月初旬にしてはホテルがいっぱいだったと言うこともあります。
レストランの予約もあらかじめしておかなければいけません。
人数の予約だけではなく、メニューの手配や料金の交渉。
何もかも新しい経験です。
はっきり言いまして個人旅行者の場合に比べると仕事量が何倍にも増えます。やはりグループの手配は私向きではないな、と思ったこともありますが、乗りかかった船です。
ここは私の全力を出して、トスカーナ郊外旅行を楽しみにされている方たちに喜んでいただこうと考えを切り替えることにしたのです。
そしていつもメールでコンタクトをしてくださった禎子さん、そして20年の添乗員の経験がおありの星衣子さんと美智子さんにいろいろ教えていただきながら、とうとう今週皆様にお会いすることが出来ました。
添乗員の星衣子さんと美智子さんは今回は一応お客様として参加です。
ご自分で費用を出されて参加者の一人としていらっしゃっているのですが、やはり20年の経験が身体からしみ出ており、それは細かいことまでグループのお世話をしていらっしゃいました。
初日は先ずトスカーナ郊外を回るには最適な拠点ヴォルテーラの町まで来ていただきました。
郊外のホテルにはポーターなど居らず、皆様にはご自分で荷物を押しながら坂道を上がっていただくことに。
チェックインを済ます間レセプションでほっとしていますと、参加者の皆様から、「よろしくお願いしまーす」とコーラスで言っていただき、ああ、これがグループの方たちをご案内する楽しさなのだなー、と感激してしまいました。
参加者の皆様全員が気持ちのいい方たちばかりで、ほっとしました。
なんでもツアーでは「おい、ねえちゃん!」と呼び捨てにする行儀の悪いおじさんが居たりするなんて事を聞いていましたので、私は心配していたのですが・・・。
まあ「おい、ねえちゃん!」なんて呼ばれても、「私はねえちゃんではありませんよ」と軽く言い返しはする私ですが・・。
ヴォルテーラでは到着時がお昼と言うことで、トリフュが食べられるレストランを予約しており、そこへ直行です。
予約していたメニュー意外に、そこのオーナーから生ハムとメロンの前菜のプレゼントがあり、みんな拍手でオーナーにお礼を言いました。
う〜〜む、メロンの甘かったこと。
その後はヴォルテーラ名物のアラバストロの工房へ。
もうこの道40年と言う男性に電気のみで可愛い花瓶を彫る実演をしてもらい、そのあと少しアラバストロのお買い物です。
この日はいいお天気で太陽も出ており、気持ちのいいスタートを切りました。
ぐるっとヴォルテーラの町をご案内した後は、希望者だけでワインバーへ。
そこではワインの試飲やワイン購入、そしてワインを日本へ送ることができます。
結局3名の方がワインを日本へ送られ、数名の方がお持ち帰りをされました。
その後も生ハムを買われる方にお付き合いをし、8時頃帰宅。
2日目の朝はサンジミニヤーノへ行きました。
ちょうど朝市がでていて、普段と違った顔のサンジミニヤーノが見られました。
昼食は郊外にあるアグリツーリズモ「ファットリア・リスケット」でスローフード的な食事です。
そこで作っているオーガニックのチーズやサラミ、はたまたそこで飼育していた豚肉の料理も出てきて、皆様大喜び。
クックであるパウラ、そしてオーナーのジョバンニにも皆様からお礼の拍手です。
食事の後はチーズ製作場を見せていただく予定でしたが、この日はミルクの摂取量が少なかったためチーズは作っておらず、チーズを寝かせている冷蔵庫の中だけを見せていただきました。
たくさんの方がチーズを購入されて、次の目的地に向います。
次はバスで20分ほど走ったところにあるカンテイーナを訪問しました。「ソルバイアーノ」。
郊外の道はかなり狭い上にくねくねと曲がっています。
アグリツーリズモへいく道でさえ細くて曲がりくねっていますので、大型バスがカーブを曲がるときはバスの前方が道からはみ出るほどに反対車線に出ないと曲がれきれないのです。
更にこのカンテイーナまでの道がそれは狭くて、大型バス運転歴20年の運転手でもちょっとこれは、と言う場所まで私はご案内をしてしまいました。
実は私はこのバスで気分が悪くなったのです。
こんな大型バスに乗ったのは修学旅行以来ではないかと思うのですが、こんなくねくね道はもう慣れているのに、大型バスだと勝手が違うのです。
ゆ〜ら、ゆ〜らと揺れるバスに酔ってしまったのです。
カンテイーナでは3種のワインとオリーブオイルの味見。
そこで説明をしてくれた若い女性イラリアが言っていましたが、日本人はつつましくてお行儀がよくて本当に素敵な訪問者なのに、これがドイツ人となると、ワインの試飲なのにそれを酔うまで飲んでしまうとか。
日本人はお行儀の良い旅行者と言うのをよく聞きます。聞いているこちらも嬉しくなるのですが、ただこの間フィレンツエのトルナブオニの端にある由緒あるホテルの人が、「いやー、このごろの日本の若者は変わって来ているよー。部屋をかなり汚くして出て行くからねー」とも言っていました。
あらら・・・。
さて3日目です。
この日の午前中はシエナ。
グループが利用している旅行会社が手配したシエナのガイドをしていらっしゃるまゆみさんと言う日本女性が来てくださり、彼女がガイドをすることに。
ラッキーな私。旅行者になって彼女がどんなガイドをしているのか見せていただきました。
ビックリしたのは、彼女が私の「トスカーナ日記」のメルマガをとっていらっしゃることです。奇遇というか、シエナ在住の彼女も私のトスカーナ日記を読んでくださっているなんて、本当に嬉しい限りです。
昼食は私の日記にも出てくる「グイド」です。
ここはグループで入っても雰囲気がよく、そして美味しくいただけました。
さあ、午後はラポラーノのテルメ行き。
マッサージやファンゴを受けたい方、そして温泉プールに入りたい方をご案内しました。
マッサージやファンゴは前もって予約が必要です。
温泉プールのお湯は日本人には少しぬるいのですが、まあこれがイタリア式の温泉だと経験するだけでもよかった、と行かれた方はおっしゃっていました。
その夜は私もラポラーノで宿泊です。
次の朝に皆様はフィレンツエへ向けて出発、私は主人が迎えに来るまで待つことに。
そして気が付くと3日間のガイドが終わっていました。
1日のガイドもあっという間に終わりますが、3日間のガイドもあっという間でした。
初めてのグループのガイドで、慣れないことが多く正直疲れました。
でも気持ちの良い方たちがトスカーナ郊外まで来てくださり、そして楽しんでくださったのを知ると、お引き受けしてよかったなあ、と今は思っています。
こういうトスカーナ郊外にご案内できるチャンスがあれば、これからもどんどん頑張りたいと思っています。
今回ご一緒したグループの皆様。本当にありがとうございました。
機会がありましたら又お会いしましょう。
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