ホーム トスカーナガイド トスカーナ日記 ワイン&食材 コンタクト
    イタリア料理 リンク  

トスカーナ日記

 写真をクリックしてください  

 

 

 

 

 

 

月04日

私は数週間前のトスカーナ日記に、電話線の故障でPCが使えなくなった途端、時間が沢山あることに気がついた、と書きました。勿論、そう分かってからもPCがいったん作動すると、又PC中心の生活に戻ったのはしょうがありません。
それで、
PCは今まで通り見るけれど、更に時間を得るにはどうしたらいいのかと考えたのです。

簡単でした。早起きすればよかったのです。

この早起きを実行し始めたのが約1ヶ月前。
主人のジョン・クロードは私が早起きを続けられるかどうかあまり期待はしていなかったようですが、でもこういうところは私は強いのです。いったん決めたらやり通すと言うか。
もともと朝方の私だったのが、彼につられて夜型になり、更にイタリアに来ると周りの連中が皆夜型なので、夜中2時ごろに寝て朝は9時半か10時ごろに起きるという生活をこのところ続けていました。

ジョン・クロードはウエッブマスターですので、夜は何時までもする仕事があります。

特に日中は庭仕事など外の仕事が好きなので
PCは夜と決めていて、夕食を食べ終えた頃からPCの前に座り込み、私が何か言っても聞こえないくらい没頭します。

そんなときに、私がすぐ横でメールを「カチカチカチカチ」と打ち出すと気になるようで、というか気に触るようで、「何を書いてるの・・・?」と少し迷惑げに言います。

ということで、私の早起きのアイデアは私にも彼にもいいことになりました。

最初は6時に起きていましたが、ちょっと早すぎるようで、今は7時になると自然に目が覚めます。
先ず起きだして、着替えたらそのまま14羽いる鶏にえさをやりに降りていきます。
台所に野菜や果物のくずを別にとってあり、それが溜まっているとそれも持っていって上げます。鶏達は大好きなのです。
卵を産む4羽は裏庭のすぐ前におり、食用の鶏10羽は谷を降りた所にいます。
朝早いと、太陽の光が「おはよう!」と言っているように柔らかく輝いており、空気はひんやりとしていて、まだ人影もない。
静かでいい時間です。大好きです。

「クー、クックックッ」と声を出しながら近づいて行くと、ニワトリ達が私の声を覚えていて、今では餌を貰おうと足許に寄ってきます。
このときサンダル履きは絶対いけません。
赤やブルーのマニキュアをしている足の爪を目指してくちばしで突付いてくるのです。大きな豆とでも勘違いするようです。
卵を生む鶏の1羽は、どういうわけかいつも卵の上に座っています。
メスばかり4羽ですから、卵の上に座ってもひよこにならないのですが、それでも自然の現象なのでしょうか、周期的に座ります。
そんなときは、よしよしと鶏の頭をなでてあげ、そしてひょいっと抱え上げて下にある暖かい卵を抜き取ります。
「クワー、クワクワクワクワ・・」と鶏は一応卵から引き離された抗議をしますが、すぐに静かになります。
そして飲み水も変えてあげるとこの仕事はこれで終わり。

次は、家の前のテラスとベランダの掃除です。
買い物をしなければいけないときは、8時の開店を目指して車でひとっ走りします。
朝早いとスーパーにも人が少なくて、買い物が早く済みます。
庭の水やりも、2日〜3日に一度はこの時にします。
洗濯物があるときは、鶏の所に行く前に洗濯機をかけます。

さあ、これらが済んだら、やっと朝食です。
準備をしていると、ジョン・クロードが起きてくるという按配。朝食が終わると、それから昼食の準備までそれはたくさん時間があります。

勿論、このとき
PCのスイッチを入れメールチェックをしますが、いろんなことをし終わっているので、メールチェックも余裕があり、さあ、これから何をしようかな?なんて優雅な気分になるものです。

遅く起きていた時は、「ああ、掃除をしないと・・」、「ああ、買い物にも行かなくちゃ・・」、「洗濯が遅くなっちゃった・・」、「庭の水遣りがあるなー」なんて、なんとなく何かに追われているような、いつも「・・ねばならない」的に必要に駆られてやっていましたが(それが嫌でした)、今は余裕いっぱい。自分が好きな時に好きな事をやれるというこの状態が最高に気に入っています。

今は太陽の日差しが強いので、これらの仕事が済んだら夕方までずーっと家に閉じこもりっぱなし、という日も近頃は多くなりました。
ドアや窓を閉め切った家の中は涼しくて、夏は最高に居心地がいいんです。

さて、
PCは急ぎのことがない限り、夕方6時ごろ(日本時間で朝2時)に最後のメールチェックをしたら、明日の朝まで開かないようにしています。
これで、夜「カチカチカチカチ」やって彼を悩ますこともなくなりました。
早起きは三文の徳、のようです。

そして夜中近く、目がとろんとして何も出来なくなったとき、私はベッドに向います。まだ彼が
PCに向っているのをいいことに、大きなベッドにドーンと大の字に寝て、そしてすぐに寝ついてしまいます。

快眠、快食、快便。私はまだまだ健康です。


先週の月曜日28日は、東京からいらした麻里子さんのご希望で午前中と午後、2件のワイナリー巡りをしてきました。

午前中は私がご案内した所(写真5)、午後は麻里子さんご希望の「
Castello il Palagio」(写真6・7)でした。

彼女がご希望されたのはガイドブックにも載っている有名な所のようです。
私たちにも初めての所でしたので、楽しみに行ったのですが、正直ちょっとがっかりさせられました。

フィレンツェからこのワイナリーまでツアーのバスが出ているようで、私たちが到着したときは50人ほどの団体がぞろぞろとカンティーナに向う所でした。
ここで一瞬、いやな感じが。
先ず、貯蔵庫へ入るのですが、一歩足を踏み入れた所で長い説明を聞かされ、(英語です)終わるとそのまま外へ出されます。
「えっ?貯蔵庫は見て周れないの?」
外に出ると、今度は暑い日差しの中、オリーブオイルの説明です。
次に「カステッロ」お城の見学というので楽しみにしていましたら、19世紀に作り直された小さな中庭を見せてくれるだけで又がっかり。
そして最後にやっとワインの試飲です。
8人座りのテーブルがいっぱい並んだ建物の間で試飲はあるのですが、そこには風が届かず、汗が噴出す中での赤ワインの試飲はかなり辛いものがありました。
3種のワインと一緒に出てきたサラミとチーズも脂っこくて、美味しい奴に出会っている私の口にはあいませんでした。
これで1人12ユーロはちょっと高いように思います。

レンタカーをしない日本人やアメリカ人がワイナリー巡りをしようと思うと、私にガイドを頼むか、又はこのようなツアーで行くしか方法がないのでしょうが、団体の場合人が多いため心のこもったもてなしを受けられないのが寂しいところです。
ちなみに、ここにはレストランもあると書いている本がありますが、それは間違いですので念のため。

こういうツアーに参加している人を見るたびに、私のガイドをご利用してこちらに来られる方は、トスカーナのワイン、食べ物、雰囲気、全てを心と身体で楽しむことが出来るラッキーな方たちだと、つくづく思ってしまいます。