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トスカーナ日記

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月26日

先週から今週にかけて続けてガイドのお仕事をしていましたので、先週末は又トスカーナ日記が抜けてしまいました。
2組別の方たちで、いつもでしたら間にせめて1日は休みを入れるのですが、今回はどうしても取れませんでした。

今回は前半後半ともリッピーターの方たちだったのです。
前半は私達のガイドご利用3度目の恭代さんと2度目の多鶴子さん。
毎度ありがとうございます。(笑)
3年連続でお会いできて、こんなにうれしいことはありません。
3度目になると今度は何処へご案内しようかな、と考えてしまいますが、山あり、丘あり、海ありのトスカーナです。行くところには困りません。
特に今回はゆっくりした旅行にしたいとのご希望でしたので、おいしいレストランで食べて飲んでいただき、そしてテルメでファンゴとマッサージのリラックスタイムを楽しんでいただきました。

今日、その彼女達が「無事帰国しました!」というお返事を下さったのですが、そのメールがとても美しい詩のようで、皆様にもご紹介させていただきます。

題「再会」

「再会って、ほんとに素敵な出来事。
人と出会い、そして、また会う。
シンプルだけど、そのすばらしさを
今回あらためて感じました。

あれからご多分にもれず私達は、
また、てれてれと
そしてぼーっとしながら、旅を続け
本日無事帰宅いたしました。

知ではなく智で。

鳥が風に乗り、自ずと飛ぶことを覚えるように
私達も、気がついたらトスカーナに飛んできていました

知らないこともたくさんあります
行ってない場所もいっぱいあります。
他人(ひと)はいいます
「なんで、いつもトスカーナなの??」

答えられない私達がいます。
にやにや笑って答えに困ってます
だって。考えてきてる訳じゃない。

それは鐘の音だったり、
鎧戸から忍び込む冷たい空気だったり。
石畳に響く足音だったり、
カップチーノの泡がしぼむ瞬間だったり

そこにいることを、
いるだけでいいよ、って許されるひととき・・・

どうかまた、果てしなくひろがる大空の下で
ふたたび出会える日を楽しみにしております。
ありがとうございました」

うーん、素敵ですね!

彼女達は2年前に、ある1本のワインを私の家に預けて帰られ、それを飲むために今年は来て下さったのです。
いいアイデアでしょ!

そして後半は去年来て下さった美和さん(7月
272003年の日記)が同僚の美穂さんを伴って2度目の訪問をしてくださいました。
彼女達には4日間の休日を目いっぱい楽しんでいただけたようです。
先ず、ピサの斜塔に登られ、

ルッカの城壁の上を自転車で回られ、

テルメのファンゴとマッサージでリラックスされ、

シエナのデゥオモでは年に1回だけ公開される190年かかって作られた象眼細工の床絵を見ていただくことが出来、

クリスタル工房を見学され、そこでティファニーで出されているものと同じものを半額で購入され、

アグリツーリズモ・リスケットでは、雑誌「
Oggi」でモデルのシホさんとその同行に出したものと同じ料理(リボリッタ、そして子羊の肉のオリーブ煮込み)を同じクックのパウラが作ってくれて、それに舌鼓を打たれ、

宿泊先である3000年の歴史のある町ヴォルテーラではアラバスター彫刻の実演を見られ、

ワインバーでは日本未発売のワインを購入され、

最後の日はワイナリーでワインの試飲でほろ酔い気分になられ、

そしてアウトレット・ジノリでお買い物。

はい、こうやって見てみるとかなり充実したプログラムです。
でも訪問先は日に2件の予定で周りましたので、案外ゆっくりした訪問だったのです。
トスカーナは思われたよりも大きいのです。
田舎道は日本のように舗装されていませんので時間もかかります。
ゆっくりと見て周るには、訪問先は日に2箇所が十分で、それ以上になりますと忙しい旅になります。
そして私たちはそれを望みません。

何度もいらっしゃる方たちがおっしゃっていましたが、同じ場所を数回訪問すると新しい発見があり、とても面白いのだとか。
初めての時はただただ目新しい事ばかりで、フワ〜とした気持ちで旅行が終わる。
2度目は1度目で見えなかった町や人々のディーテールが見えてくる。
3度目はその町の地形も頭に入り、そこに住んでいるかのように地元の生活が楽しめる。
のだそうです。

10月と11月も、「さあトスカーナを楽しむぞー!」という方たちが既にお待ちです。
充実した日々を送っていただきたいと、その方にあったプランを心を込めて作成している私達です。
新しい出会いが又楽しみです。

こちらの今のお天気ですが、
お二組のガイドが終わるまで夏のようなお天気が続き、フィレンツェでは30度〜32度を持続していました。
ところが2日まえの夜に雨が降り、気温がぐーんと下がりました。
今日トスカーナは素晴らしく晴れているのですが、高く澄み渡った青空や遠くまではっきりと見える風景を見ていると、やはり秋の気配を感じてしまいます。
夏の暑い日は、遠くが白く霞んでしまって見えないのです。
実はベニスや南イタリアでは、2日前、外を歩けないほどの暴風雨でした。
被害もあちらこちらで出ています。
気温もずいぶん下がり、日中気温7度、夜は3度まで下がったようです。
トスカーナにはその冷たい空気を含んだ風が北から吹いてきており、それで急に寒くなったのです。
でも、トスカーナでは来週温度が又25度まで上がるそうで、今年は素晴らしい秋になるんじゃないかと期待しています。

さて、「日中は暑くて朝夕は涼しくなる」とトスカーナ日記に何度も書きましたが、実はこの気候が葡萄にはとてもいいことを知りました。
このまま大きな雨が来なければ、今世紀最高のワインといわれている1997年物のワインに匹敵するものが出来るかもしれないとの噂があります。
勿論、葡萄を収穫してしまうまでなんともいえません。
収穫前まで素晴らしいお天気だったのに、収穫が始まる時期に雨が降り続き、品質が落ちてしまったという過去もあるようです。
今年は是非、葡萄にとっても、私たちにとっても素晴らしい秋になってほしいものです。