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5月10日
5月のゴールデンウィークもオーバー。
日本では大変長いお休みがあったようで、皆様いろんな方面でエンジョイされたことと思います。
トスカーナにも沢山の方がいらしてくださり、私とジョン・クロードは幸いに忙しいゴールデンウィークを迎えることになりました。
その為(言い訳ではありませんが)トスカーナ日記が2週間ほど抜けてしまいました。
それで先週末は日記を更新しようと心構えをしていましたら、金曜日に降った強い雨と雹(ひょう)で家の電話線がやられてしまい、メールもチェックできない状態となりました。
お客様をピサにお送りして帰ってきたら電話が通じないことが分かり、早速電話局に連絡を入れたのですが、金曜日の夕方ですからどうしようもありません。
「月曜日まで待ってください」と言われて、辛抱強く待つしかありませんでした。
と言うことで金曜日の夜から土曜日、日曜日はコンピューターのない日を過ごし、なんだか物足りないような、又時間がたっぷりあるような、少し落ち着かない気分でした。
さて、月曜日。
いつ電話局から人がやってくるかと待っていたのですが、何の連絡も入りません。
昼前に携帯電話から電話をしてみると、「今ちょうど修理をやっているようだからもう少し待ってくれ。午後の3時頃には直る見込みだ」とのこと。
4時をすぎても電話は通じず、又電話局に電話をしてみると、「誰かが行っているはずだけど・・・」の返事。
私の家の電話は変わっていて、電話は通じないけれど、誰かが家に電話をしてくるとその人の名前が電話機に残るようになっていて、たまたまそこで全く知らない電話番号を発見しました。
誰が電話をしてきたのかとその番号を携帯電話でダイヤルしてみると、なんと電話局から派遣された修理人の番号で、私の家が見つからないので電話をしたというのです。
「電話が壊れているからそちら(電話局)に連絡を入れているのに、その壊れている電話に電話をしてもらっても通じないでしょう!」(ジョン・クロード)
「でも、依頼先からその電話番号しかもらっていないから・・」(電話修理人)
「とんでもない、ちゃんとこちらの携帯電話番号を電話局の人に伝えていますよ」(ジョン・クロード)
「いや〜、もらっていないようだけどー」( 電話修理人 )
なんとも頼りない。
それにしても、故障していると分かっている電話に電話をする人がいますか!
とにかく、電話の修理人はこの時点で既に遠くに行ってしまっており、「そちらには火曜日の朝行きますから」と電話を切られてしまいました。
は〜ぁ、電話の主の言葉を信じて更に待つしかありません。
こんな事は既に過去3〜4回起きていますから、私たちはたいしていらいらもせず落ち着いたものですが、でも「イタリアよ、もう少ししっかりしてくれ」と言いたくなるのです。
コンピューターが使えないとたちまち困ってしまう私たちですが、ここ数日続いている素晴らしいお天気のお陰で気分が落ち込まなくて助かりました。
4月後半になっても曇り空が広がり気温も低めで何となくすっきりしない日々が続いていたのですが、5月早々やっとあの空に突き抜けるようなトスカーナの青空がやってきました。
黄色い花が柔らかい緑の丘や平原にカーペットのように敷き詰められ、赤いポピーの花も咲き始めました。
蛍が泡状の卵を産み付ける赤っぽい花も沢山咲いています。
光を放ちながらふわふわと飛んでくる5月中旬〜6月中旬が楽しみです。
ガイドで出回っていましたのでベランダや庭に植える花を買いに行く暇がありませんでしたが、これから青空の下、大きなガーデンショップでいろんな花を選ぶことができます。
トスカーナに住んでいる私たちも、花咲く5月からは気分が全く違います。
木の若葉が目に見えるほど日ごとに大きくなり、同じ道でも違った風景のように新鮮です。
いろんな種類・色の野花が「手で植えたのですか?」とどなたかおっしゃったくらい可愛いく道端に咲いています。
ブドウの木にも葉がつき始め、1日見ないと「え〜〜っ!」と驚くほどその成長の早いこと。
これからキヤンテイ等ブドウの産地で有名なところは緑濃い平原が広がります。
そこに吹いてくる涼しい風。
一番新しいところでは「トスカーナの休日」というアメリカの映画がありましたが、そう言った映画を見られた方が「やはり現地に来て、そこに吹く風や自然の匂いを自分自身で感じないと、本当のトスカーナは分からないわね」とおっしゃっていました。
ふむふむ。
本を読むだけでは、その土地の歴史を知ることはできても、そこに流れる空気は感じることができません。
その土地の太陽と風の中に身を置き、土地の食べ物を食べて、土地の人々に接する。
これなのですね。
と、ここまで書いたのが月曜日の夜。
火曜日の朝はジョン・クロードが珍しく7時過ぎに起き出し、口にしなくても電話修理人のやってくるのが待ち遠しいのだと分かりました。
9時頃に修理人から電話が入り、後15分ほどで到着するからと連絡がありました。
さあ、今日はどんな修理人がやってくるのか・・?
以前のおじさんか、または若い男性か・・・?
いつもになく面白半分で窓から見ていましたら、なんと車から出てきた男性が今日本で言う「イケメン」だったのです。
イタリア人のイケメン、どんな人か分かりますか?
顔が日焼け(機械で?)していていい色で、髪が少し長くてジェルで後方に梳かしつけ、背が高くて長い足にカーゴパンツをはき、シャツをラフに着ているので胸元が開いている。
そこにきらっと金のネックレスが光っています。
そんなTVに出てくるようなイケメンが修理箱を抱えてやってきたのです。
ウワオ!
以前来てくれたのはお腹の出た中年のおじさんでしたから、朝からイケメンの出現に驚きました。
こんな修理人がやってくるとイタリアの若い女性達はふらっと来るだろうなあ、と思う私。
こんな時にふらっとなんて言っている場合ではない私は、とにかく顔がいいだけではなく電話を直せるいい腕がこの人にありますようにと願うばかり。
この後私は直ぐに階下の大家さんのところへ下りていき、3ヶ月になるエミリーの洗礼式で配るお菓子の準備を手伝い始めましたので、それっきりそのイケメンは見ることはなかったのですが、彼はちゃんと電話を直してくれ、更にこれからはもう故障がないようにと手配もしてくれたようです。
イケメンで修理もちゃんと出来る男性。
ふ〜〜む、なかなか魅力があるではないですか・・・。 |