ホーム トスカーナガイド トスカーナ日記 ワイン&食材 コンタクト
    イタリア料理 リンク  

トスカーナ日記

写真をクリックしてください

 

 

 

 

 

 

 

 

4月23日

春らしくなったと思ったらもう初夏らしい気候のトスカーナです。
朝、窓の鎧戸を開けると明るい日差しがパッと家の中を明るくし、キッチンのドアを開けてベランダに出るとひんやりした、でも寒くはない透き通った空気がまだ少し眠っている身体をシャキッとさせてくれます。
外は太陽がいっぱいで思わず目を細めてしまいます。
ああ、これです。
わたしがイタリアの好きなところはこの明るさと空気の匂いなのです。
太陽の中に出ると半袖で十分な気温なのに、家や階段の影になっているところに入るとひんやりする。
夏でも同じです。
頭上で照りつく太陽の下は暑く、でも日陰になっている路地にはいると、あ〜あ気持ちがいい、と言ってしまうほどひんやりしています。
湿気が少ないことが原因のようですが、この快適さには日本からいらっしゃる方は皆さん驚かれます。

私たちの住んでいる家は2階なのですが、キッチン前にあるベランダに出ただけで若葉をつけたチェリーの木、杏の木、柿の木、イチジクの木、大きな、大きなオークの木、そして庭や道端の小さな野花が朝露を光らせているのが見られます。
そうそう家の前に広がるご近所さんの葡萄畑の幹にも可愛い若葉が出てきました。
空はつーんと何処までも青く澄み渡り、聞こえるのは沢山の鳥の声だけ。
「ヘ〜イ、ボンジョルノ、トスカーナ!」
朝、自分の家のベランダからこんな風景を目に出来るなんて、私はなんて素晴らしいところに住んでいるのでしょう。
幸せ、幸せ・・・。

ただただこういう自然の中で静かな生活をエンジョイしていますので、私はPCに向かってかちゃかちゃと何かを書こうという気が起こらなくて困っています。
まあ、大したことも起こらないので、それも原因なのですが、せめてトスカーナの素晴らしい季節をお知らせしようと思い、今日はカチカチ打ち始めました。

先週の金曜日から月曜日にかけてイースターホリデーで、来週の火曜日が又イタリア共和国記念日でお休み。
その為、長い連休を取って旅行に出ている人も多いのですが、今年はいいお天気が続き、みんな大喜びでしょう。
いつもでしたらイースターは雨の日が普通なのですから、と言うことを地元の人に聞きました。
私は、イースターって何の日?と友達に訊いたほど何も知りませんが、でも外国ナンバーの車を見るようになるとワクワクし始めるのはやはりいい季候と重なるからでしょうか。

さて、静かな毎日を過ごしていましたが、来週の木曜日に私は大家さんちの奥さんや女友達と一緒にジェノバの花祭りを見に行く事になりました。
世界でも一番と言われるほど珍しい、いろんな花が集まることで知られている花祭りです。
私も含めてみんな始めてで、特に女ばかりですからどんな1日になるのやら。
楽しみなことです。
出来ればその時のことを又日記でご紹介したいと思います。
ただ、花祭りを境に私は少し忙しくなりますので、更新はさて何時出来るのやら・・・・。

日記を書き始めたのが今朝ですが、今は夜中近く。
短い文章を何度も読み直しては書き直していますが、ふと外でナイチンゲールの声が聞こえてきました。
夜中しか鳴かないという鳥ですが、その声は夜の歌姫と言う名前が付いてもおかしくないくらい優しく可憐です。
ひょっとしたらそう言う名前が付いているのかもしれません。
どうして他の鳥が眠っているときに、この鳥は鳴き始めるのでしょうか。
静かな闇の中にその声が響きます。