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1月25日
前回のメールに書いたソムリエ協会主催で狩りの肉ばかりを揃えた夕食会へ20日の土曜日、行ってきました。
アルベルゴ・ヴィッラ・ネンチーニというガイドのお客様が度々宿泊されるホテルにあるレストランです。
このホテルには何度も通ったことのある私ですが、レストランには未だ足を踏み込んだことがないという私。
だからこそ、余り肉を食べない私ですが(特に豚、牛以外の動物は顔が目に浮かんで余り好んで食べたくない)、このレストランに未だ入ったことがない、ソムリエ協会主催の食事会にも余り出席しない(ジョン・クロードがいつも一人で行っていた)、そしてトスカーナ日記を読んでくださる方にもご報告できるかなと言う気持ちで今回参加してきました。
レストランは思ったより広く綺麗で驚きました。
100人ほど収容できるようで、結婚式の披露宴などにもよく利用されると聞いています。
この日の参加予定数は80人とのこと。
食事会は夜8時開催。
私たちがレストランに到着したのは丁度8時だったのですが、来ている人達はほんのわずか。
これがイタリアです。
時間通りに来るイタリア人は本当に少ない。
レストランに入ってみるとみんな正装していて、あれっ〜〜??
招待状にはソムリエの人達は全員ソムリエの服装で参加すること、と書かれていたのですが、その横に参加者は正装のこと、と書かれているところを見逃してしまい、私は全く普通の服装で出かけてしまいました。
しまった、と思いましたが遅かりし。
幸い、黒のパンツに黒のTシャツを着ていましたので(そして、なんと珍しくヒールのブーツも履いていました)、その上に寒かったら羽織ろうと思って持っていた赤いショールを巻いてごまかしました。
まぁ、ジーンズの人も2〜3人いたので私だけが目立つこともなく、やれやれでした。
さて、9時近くいよいよ夕食会の始まりです。
テーブルも殆ど埋まっています。
私たちのテーブルは3夫婦が座ったのですが、男性3人ともソムリエ。
一人は銀行勤めで来年退職とか、もう一人は電気会社に勤めていたのが既に2年ほど前に退職しています。
ソムリエの殆どは普通に仕事をしていて、ソムリエの資格を取るのは正にワインが好きなため。
こうして時々ソムリエのお仕事が出来るだけでみんな満足しているようです。
先ずはソムリエ協会主催者からの挨拶です。
こういうスピーチは長くて途中から誰も聞いていません。
そうしていよいよ食事。
待ちに待ったアンティパストが出てきました。
この日のメニューは以下の通り。
アンティパスト:
鹿の乾燥肉、キジのクロスティーニ、イノシシのサラミ、黒キャベツのブルスケッタ、そしてローカル豚の生ハム
プリモ:
1.鳩(モリバト)の肉ソースとマルタリアータ(パスタの一種)
2.チンタセネーゼ(胸に白い線の入った黒豚)とポルチーニ茸のリゾット
セコンド:
牛肉のタリアータ(ロースト肉の薄切り)、フェンネルのピュレー
ペッコリーノチーズ3種
デザート:
ザッハトルテ(ウイーンで有名なチョコレートケーキ)
プリモは2種類ありましたが、大皿で持ってきて各々が好きなだけ取れるようになっていたので、食べきれなくて残すと言うことがなくて良かったです。
とにかく、予想外に全て美味しかったです!
最後のチョコレートケーキまで「ブオノ!」でした。
私の口に合うというか、何事も過ぎないところが良かったように思います。
さて、ごらんのようにいろんな野生の肉を食べたわけですが、どの肉がどうだったか、とは正直私には言うことが出来ません。
大変美味しかったことは確かなのですが、特別に強い味がするわけでもなく、肉のソムリエだったら分かるのでしょうが、私の周りに座っている人達も、「これ、何の肉?」なんて訊いていましたから、普通、言い分けるのは難しいようです。
ただ、このレストランのオーナ兄弟は狩りの免許を持ち、時期になるといつも狩りに行っていますので、この日食べたキジや鳩、イノシシの肉はひょっとして彼らの収穫による物だった可能性が大です。
後で訊いてみようと思いながら忘れてしまいました。
一緒にサービスされたワインは大して特徴のある物ではありませんでしたのでコメントなし。
食事は11時半頃終わり、そろそろお開きかな、と思っていたらミュージックが始まりました。
これからダンスが始まるのです。
最初に踊り出したのが、いくつになるのでしょうか、かなりお年の女性で、相手の男性の背中にかっこうよく手を置き(ご覧になる写真はたまたま手がルーズな物で残念なのですが)、ステップも軽やかにダンスホールを回り始めました。
こちらに来て良く思いますが、中年以降の人達 (もっとお年の方) は殆どみんなダンスが出来るのです。
ワルツ、タンゴ等、いわゆるボールルームダンスですね。
こういう音楽がなり始めると、カップルを組んで、ウンチャチャ、ウンチャチャ、とやり始める。
羨ましいです。
今の若い人はダンス学校に行くらしいのですが、昔は学校などありませんでしたから、自分達で覚えたのでしょうね。
それこそ昔は、若い男女が知り合いになるのはこういったダンスパーティー(それから教会のミサ)が主だったようですから、踊れる事は普通だったのでしょう。
最初に踊り出したお年の女性は本当に踊りが大好きなようで、誰彼、一人でいる男性を見つけては相手をさせるので、その内逃げ回る男性もいたりして面白かったです。
私も一緒に踊りましたけど、腕と腕を組んでぐるぐる回されたので目が回ってしまいました。
彼女は外見に似ず元気、元気。
彼女が他の男性と踊っている間にジョン・クロードに目をつけて、「次はあんただよ」と指を指してくるのでジョン・クロードの必死で断っている姿が可笑しくて。
しばらくするとディスコミュージックも始まり若い人達も踊り始めました。
あのお歳の女性はここでも休むことなく踊っていました。
足をぴょん、ぴょん上げたり、ツイストしながら床の方に沈んでいったり。
私も本当に久しぶりに踊りました。
沢山食べて、汗を一杯かいて楽しい夕べでした。 |