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トスカーナ日記

月6日

今年は暖冬で、寒い!と思ったことが1日もなかったトスカーナですが、先週末に雷を伴う激しい雨が降り、それから毎日雨が降ったり止んだりのお天気が続いています。
それと共に気温がぐんっと下がりました。
4月は暑くて6月の気候だと言われ、6月にその代わり4月の気候がやってきたようです。

でも先週末からの雨は恵みの雨なのです。
冬には全く雨が降らず、気温はどんどん上昇するし、このまま行くと7月8月はどうなる・・?イタリアはアフリカになるぞ、と誰もが心配したのですが、これで一安心です。
この夏は水不足で断水することもないでしょう。

ただ、寒くなったのには困ります。
暑い日が続いたので私は冬服と夏服の衣替えを早々にしてしまい、毎日夏服で過ごしていましたから、急に寒くなってタンスを開けても着るものが見つからない。
セーター類は勿論なし、ジーンズも暑くて履いていられなかったので夏のスカートや薄手のパンツばかりが下がっています。
しょうがないのでTシャツの重ね着をして過ごしていましたが、あまりに寒いのでとうとう冬服の入っている箱を降ろしてきて、セーターやジーンズをいくつか抜き出しました。

Tシャツ2枚、その上にセーターを着てジーンズをはき、冬には履いたことのなかったソックスも履いています。
勿論、暖冬のまま夏に突入するよりも雨が降ってくれて少々寒くなるのは嬉しいことなのですが、6月に入ってからこの寒さはちょっと驚きます。

特に、地熱発電の熱湯を利用して送られてくる家の暖房が5月15日で切れており、その暖かい居心地に慣れてしまった私達にはこの寒さが余計に身に染みるようです。
気温が下がったと言っても外の気温は17度前後あるのですが、家の中が湿っているようで底冷えするというのでしょうか、PCの前にじっと座っていると、じんわ〜り寒さが応えます。
これが石造りの家の弱点でしょうか。

と言うことで、私達はとうとう2日前、暖炉に火をおこすことにしました。
地熱発電の暖房が家に入ってからはもうこの暖炉は使うことがないだろうと思っていたのですが、嬉しいことに又使う機会に恵まれました。
夕方になると特に寒さが応えて、夜寝る前に湯たんぽを用意しようかと思ったくらいなので、寒けりゃ6月でも7月でも火をおこしたらいいのだ、と半ばウキウキと薪を用意したのです。

薪は2年ほど使っていませんでしたから良く乾燥していて、直ぐに燃え上がりました。
そこにどんどん薪を積んでいき火は暖炉一杯に広がって、なんだか懐かしい人にあったような嬉しい気持ちがこみ上げました。
部屋の気温も見る間に上がっていき、20度になり、21度になり、23度、24度、とうとう25度まで上がり、私達はホッと一息ついたのです。
やっぱり暖かいのがいい!

今も強い雨が降り、雷もなっています。
こちらの雷は電気製品を壊すので、怖いのです。
私達も最初は私のラップトップ、次にFAX機、そして又私のPCと何度やられたことか。
それだけではなく電話線がやられるのは度々あり、自然の力は強いなーと思いしらされています。
PCだけは雷が直接届かないような機械(何というのでしょうか。5万円ほどします)を買いましたので、雷が鳴っても慌てずにキーを叩いていられますが、それまではピカッとなると直ぐにPCの電源を切っていました。

トスカーナは空が180度観られるので大好きなのですが、その分、雲の移動や雷の光りがよく見えて自然の力を感じます。
今週いっぱい雨模様が続き、今週末から少しずつ良いお天気になるようですが、さぁ、天気予報は当たるでしょうか・・・・?
5月や6月はトスカーナが一番輝いている時期です・・、なんて私も日記に書いたりしていましたが、それを目当てにいらっしゃった旅行者にこのお天気はちょっと申し訳ないです。
まぁ、トスカーナの雨も素敵だな、と思っていただければ幸いですけれど。

と書いたところで、先ほどなった雷で私のネット接続がやられてしまったのを発見しました。
え〜〜又・・・?! 
悲しい・・・。
ジョン・クロードにどうにかして貰いましょう。
それにしても雷、怖いなぁ・・・・。

ここしばらくガイドをご利用してくださった方達の写真や出来事をトスカーナ日記でご紹介することがありませんでしたが、今日は先週来てくださった新婚さんを少しご紹介したいと思います。

お二人の結婚式は去年の12月だったそうですが、新婚旅行はイタリアで開かれる自転車競技、ジーロ・デ・イタリアを見に行こうと、その旨のツアーでいらしたお二人です。
日本でも自転車競技のチームに入っていらっしゃるようで、なんとご主人は16台の自転車をお持ちだとか。
奥様は1代しか持っていらっしゃらないようですが、その自転車の値段が腰を浮かしてしまうほど高くてびっくり!

ジーロ・デ・イタリアは後半1週間を見物されたそうですが、一緒にツアーでいらっしゃった方達は帰国の飛行機の都合でファイナルを見られなかったのだとか。
何というツアーなのでしょう。
せっかく競技見学のために計画されたツアーなのに、最大のイベントであるファイナルを見られないように計画されていたなんて、悲しい話しです。

お二人はツアー旅行を終えてから更にご自分達で旅行をされましたので、しっかりとファイナルを見、更に優勝者からサインも貰い、世界チャンピオンのトスカーナ選手ベッティーニにも会えたということです。
やりました!
私達はそんなお二人を海際の町にあるベッティーニのファンクラブへご案内しました。
ベッティーニのお父さんがいらしたりして、大変喜んで頂けました。

このお二人も宿泊は以前書いたレストラン・ロアジの永松シェフが宿泊されたアグリツーリズモでした。
以前は町から離れているという理由でアグリツーリズモを利用される方が少なかったのですが、今年は田舎が大好きという方が増え、アグリツーリズモの利用も急に増えました。

しかしアグリツーリズモ滞在はいいです。
素朴で親切なイタリア人家族の人達と親しくなれ、出してくれる家庭料理も大変美味しくて、周りの景色は絵葉書のよう。
これこそ“トスカーナ滞在”ではないでしょうか。
一度いらしてみてください。
夕食時など笑顔と笑いで心温まる雰囲気に包まれて、ベッドに入ると心地よい眠りに落ちること確実です。