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トスカーナ日記

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月14日 

トスカーナの休日

今日は先週こちらへいらっしゃっていた佐枝子さんについて書きましょう。

彼女はTV局でお仕事をされていて、時にはジョーナリストとしてインタビューに飛んで行かれるそうですし、時にはTVでニュースを伝えていらっしゃるそうです。写真で彼女の事をご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は彼女初めての一人旅で、出ていらっしゃる前には少し心配だったようですが(イタリアでもあるし)、でもその心配はまったく必要なかったようです。

特にトスカーナ郊外は治安も良いし、人々はとても親切で楽しいし、いろいろ見て周る所が多くて心配する時間も無かったのではないでしょうか。

お仕事で大変忙しくされていらっしゃる方ですので、今回の5日間のトスカーナ巡りはかなりゆっくりしたものになるように計画してみました。先ず初日はお一人でフィレンツェを周られて、2日目からトスカーナ郊外へと入っていきました。

先ず、サンジミニヤーノ、そしてヴォルテーラ。サンジミニヤーノでは有名な14本の塔の風景に軽い衝撃を受けられたようです。チステルナ広場にある井戸の前で私と記念写真です。彼女の宿泊先となったヴォルテーラでは、特に古代ローマ劇場が印象に強かったように思います。前回トスカーナガイドでいらっしゃった方からのアドバイスを持参されて、夕方はお一人で町の散策を楽しまれていました。

次の日は大きな町で開かれている朝市を見学に行きました。沢山の人で、なかなか見て歩くのもままならない状態でしたが、彼女は可愛いトスカーナ産の陶器のお皿を見つけました。かなり歩いて少し疲れたところで、海辺にあるレストラン『ピネッタ』へと繰り出しました。いつもそうですが、皆様ここの食事には大満足されます。そして彼女も然り。ワインもおいしかったですよね。

3日目はシエナです。今まで見なれてきた石造りの町からガラッと変わって、レンガ造りの町です。細い町を下がりながら町の中へと入っていくと、突然大きな広場が目の前に広がります。これがカンポ広場です。プブリコ宮殿が堂々とその広場の前に立ち、マンジャの塔もまっすぐに青空へ伸びています。レンガと石造りの建物はシエナアーチや3連窓などを備えて、それはすばらしいものです。マンジャの塔は102mあり、登ることが出来るのですよ。夏には登るための切符を買う長ーい列が続いています。佐枝子さんですか?いいえ彼女は登らなかったのですよ。午後からラポラーノという温泉地でエステを受ける予定が入っていて、シエナは少し駆け足でしたので。

ここシエナにある大聖堂には190年もの年月をかけて造られたすばらしい床絵があります。いつもはベニヤ板で覆われて、一般者には公開されていませんが、毎年8月15日から9月15日の1ヶ月の間公開されるのです。佐枝子さんはたまたまこの日にあたったのですが、そこへ入るための長―い列が出来ていて、残念ながら又諦める事になりました。その代わりシエナにある『国際・エノテカ・イタリア』へ出かけました。ここにはイタリア全国のワインがそろっており、そしてその試飲が出来るのです。今回はモンテプルチアーノの「ヴィノ・ノヴィッレ・デイ・モンテプルチアーノ」、そしてモンタルチーノの「ブルネッロ・デイ・モンタルチーノ」を飲んでみました。うむむ…・おいしい。

午後からは車を飛ばして早速ラポラーノの温泉です。佐枝子さんはファンゴとその後マッサージを予定されていました。ファンゴはかなり熱くて、塗られた直後にものすごい汗をかいたそうですが、とても気持ちよかったとのこと。私は温泉プールで泳いだだけでしたが、次回行ったときはぜひ試したいと思っています。

4日目は本当にゆっくりする事にして、先ずは私達の住んでいる小さな町の訪問をすることにしました。先ず行ったのが私の家の下に住んでいたおばあちゃんの所で、彼女はつい最近町の中へ移ったのですが、彼女の所へコーヒーを飲みに訪ねて行きました。彼女の作るコーヒーはおいしいのですよ。お礼に佐枝子さんと私で日本の折り紙で鶴を作って渡してきました。おばあちゃんがどんなに喜んだ事か。その後もう一軒の知人宅を訪ねて、イタリア家庭を覗いてきました。イタリア家庭ではいつも笑いが絶えなくて、ついリラックスしてしまいます。その後、この町で開かれていた朝市に行き、彼女は可愛らしいミュールを見つけることが出来ました。

午後にはワインの町『ボルゲリ』に行き、又ワインテストです。その日はゆっくりと時間がたっていきました。

5日目はとうとう出発の日です。出発は午後4時だったのでその前にピサまで行ってみることにしました。ピサの斜塔はいつ見ても驚かされます。よく倒れないで、立っているものだと。面白かったのが、沢山の人達が斜塔を支えているように写真に移るために面白い格好でポーズを取っている事です。両腕を上げて、何かを支える格好をしているのです。その手のところに斜塔を持ってくると、斜塔を支えているように写るのです。アイデアが面白いので、早速佐枝子さんも実行です。写真、よく出来ていたかしら?

さあ、いよいよ出発です。ピサ空港はフィレンツェ空港と同じくとても小さいのですが、でもフィレンツ空港に比べるとづっと便利に作られています。

私達は、最後のイタリアリレを使うために買い物をされている佐枝子さんを置いて先に出てきましたが、別れはいつも少し悲しくなるものです。

佐枝子さん、どうぞ又トスカーナへいらっしゃってください。