ホーム トスカーナガイド トスカーナ日記 ワイン&食材 コンタクト
    イタリア料理 リンク  

トスカーナ日記

写真をクリックしてください 


11
月30日 

11月の中旬に7日間私達とトスカーナ巡りをされた若いご夫婦、古澤昭寿さんと実苗さんの事を今日はご紹介したいと思います。お二人はイタリア旅行はもう3回目になるそうですが、今まではいつもパッケージツアーだったそうで、個人旅行は今回が始めてということです。

昭寿さんは大のイタリア好きです。車をイタリア産に買い換えたほか、ワインはもっぱらイタリアワインを飲んでいるとか。週末はいろんなイタリアの食材を捜し歩いて、お家では殆ど毎日彼の料理が披露されているようです。
ラッキーな実苗さんです。

そう言ったことで、お二人の旅行は観光地巡りは勿論ですが、ワインナリー巡り美味しいレストラン巡りが楽しみ、の旅行となりました。
最初のレストランはヴォルテーラにある「ドン・ベッタ」です。ここではいつも新鮮なトリフュが食べられる事で有名です。オーナーが有名なトリフュ採りと友達で、いつも良質のものが手に入るそうです。いろいろメニューはありますが、昭寿さんが食べられたのはトリフュの包み焼きで、フェテゥチーネとトリフュのクリーム煮が銀紙に包まれて料理されて出てきます。銀紙を開けるとトリフュの匂いが周りに漂います。昭寿さんの感想は、「ああっ!、美味しいー」でした。

次の日はシエナに行き、お二人は102mある「マンジャの塔」に登られました。普通でしたら並んで切符を買い、提示してある時間にしか登れないのですが、旅行者の少なくなったこの時期は待つことなく登れてラッキーなお二人でした。良い運動をした後はカンポ広場から近い「オステリア・レ・ロッジェ」で食事となりました。ここはいつも予約を入れないと絶対席がないレストランで、壁には歌手のステイングや俳優のダステイン・ホフマン、ジョージ・クルーニー達がオーナーと一緒に撮った写真が沢山張られています。

私達が取ったメニューは、イカのリゾット、海老とブロッコリーのパスタ、ラビオリのトリフュソースかけです。それに加えて実苗さんが野菜を食べたいと希望されたので、野菜の茹でたものを作ってもらいました。どれも大変美味しかったです。実苗さんはここの大きなお皿が有名なドイツ製だと言う事も見逃しませんでした。
このレストランには「コウスケさん」と言う日本男性がキッチンでクックとしてお仕事をしていらっしゃいます。いつも黒いバンダナを頭に巻いてきりっとした顔でしごとをされているかっこいい男性です。こんなに美味しいレストランで日本男性がお料理を作っているなんて嬉しくなりますね。

レストランで美味しく食事をした後、シエナの大聖堂などを見ながらゆっくりと「国立・エノテカ・イタリアーナ」へ回って行きました。メデイチ家のコジモ一世の命令によって出来た要塞の中に、世界中の人にイタリアワインを広める為に出来たエノテカです。ここではイタリア全国のワインを見ることが出来、味わう事が出来ます。私達が味わったのはキャンテイクラシコのリゼルバ、「イル・グリジオ・サン・フェリーチェ」です。いつものようにグラスでテストではなく今回は瓶ごと買うことにしました。ワインを味わう人が
34人いるときはグラスで味わうより一本買ったほうが安くつきます。ここで買って1本60‘000リレでした。はい、大変に美味しかったです。

その次の日はモンタルチーノへ行きました。私達もまだ見たことがないほどの濃い霧が出ている日で、モンタルチーノの町が完全に隠れています。先ずはそこを通り過ごして、ワイナリー「バンフィ」へと直行です。

ここは10年ほど前にアメリカ人がやってきて約3000ヘクタールの土地を買い、「ブルネッロ・デ・モンタルチーノ」を始めとするワイン作りで有名になりました。周りは広大なワインとオリーブ畑が広がり、小さなお城もあって眺めはそれは素晴らしい所です。とても静かな所でもあります。まずはここのエノテカに入っていきます。アメリカ人は客を喜ばせる事をよく知っており、ここの作りも素晴らしい。どーんとある長い広間のような所にここの「バンフィ」のワインが全品並べられており、その他にお菓子やパスタ、陶器、クリスタルグラス、ヤギの石鹸なども置いてあって、誰でも楽しめるようになっています。ここではグラスでワインテストです。「ロッソ・デ・モンタルチーノ」、「サマッス」、「ブルネッロ・デ・モンタルチーノ」をテストしました。ワインに加えて、実苗さんと私は「バンフィ」のオリーブオイルを買いました。口の所がレースのようになった「バンフィ」の紋章の入った瓶はそれは可愛らしい。
その後エノテカの横にあるワインテスト件トスカーナ料理を味わえる所で食事をしましたが、そこで飲んだソヴィニヨン100%の白ワイン「セレーナ」も大変美味しかったです。

次の日はキャンテイです。旅行の初日はあまり良くなかったお天気もだんだんと良くなり、この日は最高のトスカーナ日和となりました。
先ず訪問したのがワイナリー「モン・サント」ですが、この件は先週の日記に書きましたのでここではリピートしません。

その後行ったのがグレーブ・イン・キヤンテイです。キヤンテイの心臓部ですね。そこで面白いエノテカを発見しました。これは昔からあるキヤンテイのエノテカ達が集まって、キヤンテイのワインを沢山の人に知ってもらおうという主旨の上に出来た協同組合の店のようのものですが、ここで出来るワインテストが面白いのです。先ずテレフォンカードのようなものを買います。5〜6つあるテーブルの上にテストできるワインボトルが15本ほど丸く並んでおり、その上にテスト料金が書かれています。テストしたいワインが決まれば、買ったカードをインサートし、そのボトルの上のボタンを押すとワインがコップの中に出てくる仕組みです。同じようにオリーブオイルもテストできました。大きなエノテカでしたが、このシステムのおかげで働いている人はたったの3人ほどです。このシステムだとワインが出た後も瓶に空気が入らなくて本当に良いアイデアだと思いました。
ここにはワイン以外にもトスカーナ名物のお菓子や蜂蜜、料理の本なども売っていました。
昭寿さんは私の主人とすっかり意気投合されて、さて、何種類のワインをテストされたのでしょうか、二人で半分づつ飲みながらやっていましたからかなりいろんなワインをテストされたのではないかしら。

お二人の旅行は来週に続きます。