|
6月4日
6名の2週間の旅 パート2
ですが、先ずパート1で間違いがありましたので訂正させていただきます。
到着日が「5月4日」となっていますが、それは「5月21日」の間違いでした。ごめんなさい。
さて29日、ヴェニスではゴンドラなどに乗られて楽しく過ごされた6名の方達が、フィレンツェ駅に帰ってこられました。「お帰りなさ−ぃ」「ただいま−」のご挨拶と共に車に乗りこみ、そのまま私達はキヤンチャーノ・テルメに移動です。フィレンツェから約1時間半の所。ここは名前の通り、テルメ(温泉)の湧く所で、特に肝臓に良いそうですが、治療に来られている人達で賑わい、ホテルも沢山あるところです。私達がここに移動した理由は、ここからモンタルチーノ、モンテプルチアーノ、ピエンサそしてペルージャ、アッシジなどに近いからです。勿論私と主人も移動です。私達も毎日ここまでの往復は出来ません。
ホテル到着が7時過ぎで、夕食の8時までには少し時間がありました。
私達が見つけたホテルはこの場所ではかなり良いホテルで、女主人の趣味が良いのでしょうか、カーテンやベッドカバー、又はロビーに置かれている家具なども感じの良いものばかりです。一番皆が喜んだのが、勿論私と主人もですが、各部屋にある大きなジャクジー付きのバスタブです。バスタブはそれは大きくて、2人で入っても十分余裕があるほどです。そこにお湯を張り、スイッチを押すと「グワーーン」とジャクジーが始動します。いやー、いいですねえー。ボデイーソープを流し入れると、泡がバスタブ一杯にあふれます。アグリツーリズモではお湯があまり出ず、ヴェニスではシャワーだけだった皆様には、これは久しぶりのお風呂です。でも一番喜んだのは、ひょっとして私と主人だったかもしれません。私の家にはシャワーだけしかありませんので、お湯に浸かるなんて久しぶりだったのです。
ちょっと一息ついたところで、夕食は皆様と一緒に。ワインやらお水やらで「カンパーイ」をした所で、さあ又トスカーナ巡りの始まりです。
素晴らしく晴れあがった最初の日はモンタルチーノ、サン・クイリッコ・ドルチア、バンニョ・ヴィニョ−ニへ行きました。ここまでの道のりの風景も又素晴らしいものです。モンタルチーノではお城に登り、写真を沢山撮られました。残念な事に皆様ワインは飲めない方達ばかり。中の男性お1人だけがお好きな様で、ワインを買っていらっしゃいましたが、これをワイン好きが聞いたら、「もったいなーぃ」と悔しがる事でしょう。
この辺から日中の日差しがかなり強くなり、昼1時過ぎからの散策は少しきつくなってきました。
次の日はモンテプルチアーノ、ピエンサです。
モンテプルチアーノでは皆様ワインは飲まれませんが、ここで一番古くから「ヴィーノ・ノヴィッレ・デイ・モンテプルチアーノ」を作っているワイナリーの1つ、コンテゥッチを訪ねました。いつものように面白いアダモが接待をしてくれます。ワインが余り飲めませんので、早々にそこを引き上げ(またもやワイン好きが聞くと、うむむ〜と惜しがる所)、ゆっくりと坂を降りていきました。トスカーナの町はだいたい丘の上に出来ている事で有名で、その為坂道が多いのですが、モンテプルチアーノの町の坂も又かなりきついものです。途中でアンテイック・カフェ「ポリチアーノ−レストランテ」で軽い食事をしました。又この辺から暑くなり、ピエンサに行く前にサン・ビア−ジョ寺院で涼む事が出来て良かったです。
ピエンサは1996年に世界遺産となった町で、15世紀にピウ2世が建築家のロッセリーノと共にルネッサンス様式で作り直した場所です。今はペッコリーノチーズでも有名。ここからの眺めが又素晴らしい。「箱庭のよう!」と皆様おっしゃいます。ここには「幸福の通り」「愛の通り」「キスの通り」「暗い通り」と意味深い路地が続いており、ニャっと笑わせる楽しい所もあります。ここではいくつ撮っても撮り切れないほどの、可愛い家や路地の片隅がたくさんあるのです。皆様思いっきり写真を撮られた後、では午後からは温泉に行きましょうということになりました。
ホテルがあるのはキヤンチャーノ・テルメですが、ここは治療をする施設ばかりで、つかるだけと言う温泉がないという事で、私達は「テルメ・デイ・サン・カスチアーノ・デイ・バンニ」へ車を飛ばしました。ここは出来たばかりのようで真新しく、早速全員水着に着替えて温泉です。
こちらの温泉は男女混浴で、皆水着で入ります。だいたいプールのようになっている所が多く、ここでもかなり良い加減のお湯のプールがあり、横には大滝があって、それで肩や足を打っている人も沢山いました。私もお湯に浸かりながらゆっくりと泳いで見ましたが、お湯であるのと太陽がきついのとで直ぐにのぼせ気味に。ここの入場料は1日12ユーロ、半日8ユーロです。マッサージやファンゴなどは150ユーロからといろいろです。
帰る時、外は少し涼しくなっており、「ああ、お風呂上りのようだ・・」なんて皆で言いながらホテルへもどりました。
次の日はペルージャ、アッシジ行きの予定でしたが、そこまでは車でかなり走らないといけないため、急きょ予定変更で、午前中はカステリオーネ・デル・ラーゴ(湖)へ行き、午後は自由行動となりました。カステリオーネ・デル・ラーゴでは丁度結婚式に出会い、教会からカップルが出てくるのを待って写真に収めると言うチャンスがありました。待っている間にもカップルの友達が米や、なんとパスタの投げあいをし、私達にもそのおこぼれがありました。結婚するカップルも良いのですが、それを待っている友達や親族が又面白くて、写真の良い被写体になるのでした。
次の日はいよいよフィレンツェへ出発です。トスカーナの風景もこれで最後かぁ、なんて声も聞かれます。でもそれでじめじめなんてしていません。やっと私待望の合唱が車の中で始まったのです。直哉さんと言う方がこのツアーのオルガナイザーで、とても細かくいろいろと準備してくださったのですが、私を喜ばす為にわざわざ愛唱歌名曲集をテープに録音し、又その歌詞を書いた小冊子を全員に用意してくださったのです。もうこれには驚き。そしてその愛唱歌をフィレンツェにつくまで、全員で合唱しました。歌詞だけを見ているとまったく歌えない歌も、メロデイーが流れてくると歌えてしまうのには又びっくりです。小学生に戻った気分で、歌いましたよ。ああ、なんて楽しかったことでしょう。こんな事は初めてです。
そしてとうとう昨日、皆様はトスカーナの思い出を沢山積んで、フィレンツェ空港から日本へ向けて発たれて行かれました。2週間の長かったような、短かったような。
イタリア旅行はこれで7回目、と言われる方が数人いらっしゃったのですが、思えば、今回は皆様が私と主人を楽しませるためにやって来られたのではないか、と錯覚してしまうほど、良くしていただきました。お寿司を作っていただいたり、歌を歌っていただいたり、本当に有難うございました。
私と主人が一番驚いた事は、前日に嫌な事や疲れる事があっても、次の朝には皆様とても明るいお顔と笑顔で車を待っていらっしゃった事です。ジョークも飛び交うし、いつも朗らか。毎日が新しい日、という感じです。これはとても大事な事だと思います。過ぎ去った事は忘れて、やって来る新しい日を新鮮な気持ちで迎える。いつもその気持ちでいたいものです。
|