ホーム     フランス便り     プロファイル


ブルターニュ・オーレー

ブルターニュに行く前にジョン・クロードが下調べしてくれていた、訪れるべき町の一つAuray(オーレー)。
小さな港町です。
上の写真にある橋はロック川にかかるサン・グスタン橋で、橋のこちら側がサン・グスタン地区の港町、橋の向こう側に旧市街が広がっています。
中世の時期、橋の向こう側に住む旧市街の人たちと、こちら側に住むサン・グスタン地区の漁師たちは橋を境に対立していたそうです。橋を渡るには関税がかかったとか。 あの当時、旧市街には墓場がなく、旧市街で死人が出ると、この石橋まで遺体を運び、そこからサン・グスタン地区の人が遺体を受け取り、サン・グスタン地区にある墓場まで運んで遺体を埋葬したという話があります。橋に足を踏み入れるだけでも大変なことだったようです。橋の向こう側でもこちら側でも全く同じ人間なのに、と私は思ってしまいますが、ロミオとジュリエットのお話もありますしね、職業の違いだったり、階級の違いだったりで、小さな世界の中、小さなことに争いが起こっていたのでしょう。

auray

オーレに到着した私たちは、駐車場に車を止めて、ゆっくりと港を目指して歩いていきました。見えてきたのがこんなに可愛い家。石造りの家だということが窓とドア枠に見られます。鎧戸の青い色がよく映えます。

auray

石造りの家とともに、ここには木組みの家がたくさんありました。

auray

小さなサン・グスタン港に面してあるバー・フランクリムです。古そう~~。

auray

バー・フランクリムが右手、左手に別のバーがありますが、建物が古すぎて、木で支えをしています。大丈夫かな・・・。

auray

これはバーの目の前にある港の一部。ちょうど潮の引いた時期で、船が川底に横たわっています。

auray

ちなみに、潮が満ちた時の写真。上と同じアングルです。

auray

オーレーでもプティ・トラン(ミニトレイン)を見つけて、早速乗車。知識のない街は、プティ・トランで回るのが一番。こんなに賑やかな場所(今ではオーレーの中心部?)に連れて行ってくれました。トランは小さな道もどんどん走ります。

auray

プティ・トランで大体の方角を掴んで、今度は自分たちで街を歩いて見ました。木組みの家が可愛い。

auray

プティ・トランでこの通りを走った時に、私は素早くクレープ屋さんを見つけました。トランから見たオーナーとウエイターの若い女性の笑顔にピピッときたのです。クレープ屋さんの名前はサン・ミッシェル。ジョン・クロードが道をよく覚えていてくれて、 すぐに見つかりました。ただ、大繁盛のお店で、15分待つことに。でも、とっても美味しくて、待った甲斐がありました。ブルターニュ旅行で食べたガレットとクレープの中で一番美味しかったように思います。

auray

ちょっとした曲がり角や小さな通り道、そしてお店などが可愛い。

auray

旧市街から港へ降りてくると、潮は完全に満ちていました。川のようですが、右向こう側が海につながっています。
ブルターニュ旅行、続きます。

素敵な日をお過ごしください。

ブルターニュ旅行・前ページ ー ブルターニュ旅行・次ページ