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暑い夏の日のカレー

curry

左から、バスマティライス、マンゴーラッシー、ダール、パニックパニール、エビとトマトのカレー、四角いボールには野菜カレー、手前がサモサとブルーベリーソース

暑い日が続いていますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
トスカーナも、昨日まで猛暑(最高気温37度くらい)でした。家の中の温度が29度を超しました。
南アフリカからの熱風がトスカーナを覆い被さり、日中は勿論、朝夕もどんよりと生温い空気に包まれていました。
ところが、今日から風向きが変わり、ドラマティックに涼しくなりました。南から吹いていた風が北からの涼しい風に変わったのです。
たった一日でこんなにも変化があるのかと驚きです。
暑いときは、暖かい空気が家に入らないようにと朝9時を過ぎる頃にはドアや窓を閉め切っていましたが、 今日は、お昼になっても涼しい風が吹き、昼食をキッチン前のベランダで食べました。気持ちが良くて、食事が終わってもしばらく座り続けていたくらいです。 昨日までのような暑い日には考えられない事です。
気象庁によると、どうやら今年の猛暑はもう終わったようです。これからの 日中気温は30度を超す事がなく、朝夕の気温は18度前後ですって。
だとしたら、こんなに嬉しい事はありません。
6月まで雨が降り続けていたので今年は断水の心配もなく、私たちは残りの夏を快適に過ごせそうです。

暑い夏に辛い物を食べるのがインド式、と勝手に考えている私ですが、暑くなるとちょくちょく野菜カレーを作って食べている我が家。
それを知った大家さんちの次女デボラが、辛い物大好きのボーイフレンドと一緒に、我が家にカレーを食べにやってきました。
二人がカレーを食べにくる事は私たちがフランスへ行く前から知っていましたので、私たちはフランスのモントンと言う街でフレッシュなマンゴーを10個ほど仕入れてきました。マンゴーラッシーを作ろうと思ったのです。ラッシーはミルクシェイクのような飲み物です。
私はマンゴーの実と豆乳ヨーグルトに少しアガベというサボテンのような植物から採れる甘味料(蜂蜜のような液)を足して、ミキサーでガーッとミックスしてマンゴーラッシーを作ります。
このうっすら甘いマンゴーラッシーを辛いカレーと一緒に食べると、口の中で辛さが緩和されるというかカレーとラッシーが合体して、いくらでも美味しくカレーが食べられるのです。
ジョン・クロードの大好物です。

私がカレーパーティーに準備した料理は、エビとトマトのカレー、パニックパニール(ホウレン草カレー)、ダール(レンティル豆のカレー)、夏野菜たっぷりカレー、サモサ、バスマティライス、そしてマンゴーラッシーでした。
デボラと大家の奥さんダニエラが超辛いものは駄目と言うので、少し辛さを控えめに作りました。何を食べるにも唐辛子をふって食べると言う辛い物大好きのボーイフレンドには、少々もの足らなかったようです。
なんだか、カレーの事を書いているとカレーが食べたくなりました。そうだ、今晩は野菜カレーにしよう・・・。
皆様も、暑い夏を辛いカレーで乗り切ってみてはいかがでしょうか。

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左から私、デボラのボーイフレンドのエマヌエル、デボラ、ダニエラ

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ジョン・クロードがお皿にとったところ。大盛りです。

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美味しい、美味しい、と食べてくれました。嬉し!