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クリスマスの電飾

今日も雨に煙るトスカーナの風景がオフィスの窓の外に広がっています。
向こうに見える山のてっぺんには雲が漂い、木々も色づき、すっかり秋の風情。これも又魅力的です。

いよいよ12月に入りました。一年で最後の月と言うことで、毎年ですが、なんだか特別の月のように感じてしまいます。
こちらヨーロッパの人たちにはクリスマスがあるので、本当に特別な月になります。
今、街の中はどこもクリスマスの雰囲気で一杯。
食品店には、クリスマスでしか食べないスポンジケーキ(パネトーネ)が山積みになり、普段はあまり見かけないパイナップルもグリーンのままお店に出ています。
ブティックでは、パーティー用の服やバッグのオンパレードで華やかなこと。
いろいろと工夫をして、顧客に祭日の雰囲気を味わって、そして買ってもらおうとどこも一生懸命です。
 
私とジョン・クロードはクリスチャンではないので24日や25日を特別に祝うことはありませんが、階下の大家さん家族の為に今年も我が家のテラスを電気で飾りました。 と言っても、とてもシンプルなものですが。
我が家のテラスは表玄関に面しており、大家さん家族はそこから鉄門を開けて入ってきます。
この時期、どこの家の玄関先にも電飾が飾られており、私たちが電飾をしないと、外から帰って来た大家さん家族が寂しく思うだろうと思い、いつの日からかつけ始めるようになりました。
電飾は子供の為だけではなく、大人達も大好きです。電飾を見ると、小さい頃味わったクリスマスの雰囲気が蘇るのでしょう。
クリスマスには全く関係ない私も、電飾がだんだんと好きになってきました。
出来ることなら1年中つけておきたいくらいです。

明日の月曜日は12月最初の祭日(無原罪懐胎の日)
いよいよ祭日の雰囲気が盛り上がってきたヨーロッパです。

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玄関のテラスに梯子をかけ、ジョン・クロードがこれから電飾を取り付けます。

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少し薄暗くなった時のテラス前の電飾。この写真、ちょっとお化け屋敷にも見えるような・・。

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すっかり暗くなった時の電飾。夜、帰宅したときに、この光が見えてくると嬉しいのです。写真では見えませんが、チカチカと輝いています。