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ファーストコミュニオン

先週の日曜日、大家さんちの孫エミリーがカトリックのセレモニーであるファーストコミュニオン「初聖体拝領」を受けました。
カトリックの両親の元に生まれた赤ちゃんは、先ず、生まれて数ヶ月後に洗礼を受け、そして9歳から10歳になった時にファーストコミュニオンを受けます。
漢字で「初聖体拝領」と書くと分かりやすいのですが、キリストの身体の象徴であるパン(小さくて丸いウエハースのようなもの)を初めて教会で受けるセレモニーです。
小学校高学年になると、学校ではカトリックについての勉強が始まりますが、ファーストコミュニオンのセレモニー1週間前には、学校は休暇中ですが、その意味やパンの作り方を学ぶ為、毎日特別学習に出かけていきます。

私の住む町は小さく、エミリーと一緒にファーストコミュニオンを受ける学友は23名ほどしかいなかったようですが、夏休み中でもあり、友達と集まったり遊んだりするのは楽しかったようです。
ただし、勉強自体はあまり面白くないとエミリーは言っていました。
何も分からない赤ちゃんの時に洗礼を受け、10歳近くになるとクリスチャンのことを勉強させられる子供達。
興味を持つ間もなく勉強させられるのはあまり面白くないのかもしれません。

ただし、ファーストコミュニオンを受ける歳になると、親戚や知り合いから沢山のプレゼントを貰えるのは子供達にとって最高の喜びのようです。
プレゼントはセレモニーの1ヶ月前から届き始め、それとともにエミリーはもちろん、両親やおばあちゃん、おばさん達も晴れ着と靴やバッグのショッピングに繰り出していきました。
夕方私が階下に降りて行くと、エミリーのママ、おばあちゃん(大家の奥さんで私よりも若い)、おばさん(大家の次女)がそれぞれ買ったものを見せてくれました。みんなエミリー以上にワクワクしていて、なんだかミニ結婚式のようです。

セレモニーは朝10時から教会で始まり、11時半頃に終わると、次は披露宴というかパーティーがレストランで開かれました。
私とジョン・クロードも、教会には行きませんでしたが、パーティーには参加させていただきました。
生まれた時から知っているし、赤ちゃんのときにはベビーシッターも度々したエミリーが、もうこんなに大きくなりました。感慨深いものがあります。

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エミリー一家。ママが大家さんの長女

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セレモニーが終わった後のパーティーで、衣装替えをしたエミリー。ちょっぴりウエストが太目ですが、可愛い。

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昔、抱っこしていたエミリーがこんなに大きくなりました。

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この場を借りてわがキッチンの模様をお知らせします。
左は、新しいボイラーが入ったところ。右は、以前と全く同じ形でキッチンの棚と扉がついたところ。ぼやの後影はもう見えません。

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ちなみに、天井はこんな風に塗ってみました。