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フランスのアパートを見つけました

お久しぶりです、トスカーナの清美です。っと言えるのも今回が最後です。

ジョン・クロードの仕事の関係でフランスに住居を探していた私たちは、先日やっと南フランスにアパートを見つけることができました。 町の名前は、カルカソンヌ。
世界遺産になったお城のある、大きすぎず小さすぎず、私たちにはちょうどいいサイズの町です。

フランスに行こうと思い始めたのが4月。まず初めにフランスの北のほうに住居を探しに行きましたが私たちは好きになれず、次にニースとカンヌの間にあるアンティーブという町で探しましたが、その町も旅行者が多く車の渋滞が激しいのでパス。
次に、やはりプロバンスでしょうと探しに行きましたが、幾つかのアパートを見たものの気にいるものが見つからず、そして流れ流れて、結局、私たちは南フランスの端のほうにあるカルカソンヌへ着いてしまいました。
カルカソンヌはスペインにも近く、バルセロナまでは電車で2時間30分もあれば到着します。車で1時間も走れば地中海に出て、山も近い。
気がつけば、いいところに流れ着きました。

見つけたアパートは、カルカソンヌの町の少しはずれにある住宅街で、町の中心地にある広場まで歩いて10分ほどです。
広場(プラス・カルノ)は歩行者天国で、周りにはカフェやレストランが並んでいます。
その広場には毎週3回新鮮な野菜などを売る朝市が立つそうで、もちろん、オーガニックの野菜も売っているので、私は歩いて買い物に行けます。嬉しい!
買い物が終わったらブロンジェリーでクロワッサンを買い、カフェでコーヒーなどを飲みながらのんびりしましょうか。
その広場を中心にブティックやいろんな店舗が並ぶ小路が縦断しています。

カルカソンヌのお城は小さな川を境にした向こう側にあり、シテと呼ばれています。私たちの住むアパートから歩いて10分ほどのところです。
フランスの革命記念日である7月14日には、お城を囲む2重壁の間から大きな花火が上がり、それが私たちのアパートの屋上からすぐ目の前に見られるというすごさ。(是非、「カルカソンヌの花火」と検索して、花火の美しさをご覧ください)
アパートを出て1分も歩くとバラの花が咲き乱れる公園があります。
170年の歴史を持つ公園ですが、1940年代にドイツ兵によって破壊され、それをコツコツと立て直しをして、つい数日前に完成しました。
その公園の前には絵画や陶器などのフレンチアートが見られる美術館があって、またびっくり。
まだ入ってみていませんが、入場は無料で、一年中開いているようです。
何千キロも走って住む家を探した私たちですが、待った甲斐があったようです。

トスカーナでは田舎暮らしをした私たちが、フランスではちょっと小粋な町暮らし。
新しいアパートの鍵をもらえるのは8月に入ってからですが、今からフランス暮らしが楽しみな私とジョン・クロードです。
人生の次のチャプターに、心躍りながら進んでいく二人です。
皆様も、素晴らしい人生をお楽しみください。

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ジョン・クロードが撮ったカルカソンヌのお城ですが、左上に蝶々が写っていて、びっくり。

 

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カルカソンヌのお城は、左に写っている小さな汽車で回ることができます。私も乗りました!
席の前に取り付けられているヘッドホンで、フランス語はもちろん、英語、イタリア語、日本語、ドイツ語、スペイン語で案内を聞くことができます。

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小さな列車から撮ったお城。

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カルカソンヌの広場(プラス・カルノ)の朝市。お城があるシテに比べて旅行者が少なく、ローカルの人たちが買い物に来ていたり、コーヒーを飲んでいたりして、のんびりします。