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Skypeはすごい

強風が4日間ほど吹き荒れた先週から打って変わり、ここ数日は、春らしいぽかぽかお天気が続いているトスカーナです。
私は毎日ウオーキングをしながら四季の移り変わりを見て(感じて)いますが、このところ急に、野原に春の花が増えました。
アーモンドの木でしょうか、私の大好きな桜に似た花も満開で、ああ、春だなぁと心が躍ります。
オリーブ畑ではどこも枝の剪定が始まり、その枝を燃やす煙があちらこちらでたなびいています。
冬野菜を植えていた畑では、機械や鍬を使って土を掘り起こし、新しい苗や種を植えて、初夏に備えています。
畑を掘り起こして、きめ細やかな土にし、それを4列ほどの山にして、さらにその上に黒いビニールシートをかけている男性がいたので、何を作っているのですかと訊いてみると、じゃが芋だという返事が返ってきました。
畑の大きさを見ると業務用ではなく個人用のようですが、あれほど手間をかけて栽培するじゃが芋は、それは美味しいことでしょう。芽が吹くのは4月初旬だそうです。
春はいろんなものが芽吹く季節。よーし、今年も頑張って行こうというエネルギーが空気の中に漂っています。

いつものように今週の火曜日に私は海際の街へ買い物に行ってきました。
先週の強風でどんな姿になっているだろうと心配していたミモザの花ですが、まったくダメージを受けることなく綺麗に黄色い花を咲かせていて驚きました。
花だけを見ると繊細でか弱そうですが、ミモザは意外と強い木のようです。
大家のダニエラの庭にも1本ミモザの木があったそうですが、少し大きくなったところで枯れてしまったそうです。
湿気がいけなかったのだろうとダニエラは思い込んでいますが、少し離れた町に住んでいる彼女のお姉さんの庭にあるミモザの木は、毎年枝を切ってあげなければ庭を占領してしまうほど大きく育っているようで、湿気だけの問題ではないようです。
花が大好きなダニエラですから、出来ればもう一度ミモザの木を植えたいとは思っているようですが、 木が枯れてしまった理由がわかるまで、新しくチャレンジする勇気はないようです。

さて、ジョン・クロードがインドへ行って早1ヶ月と10日が過ぎました。
毎日がどんどん過ぎていきます。
彼の留守の間に仕上げようと思っていた禅タロカードの色つけは2月の末に完了しました。
今度は子供絵本のイラスト描きです。ストーリーは出来上がっているので、 それに沿ったイラストを11枚ほど描きあげなければいけません。
私はエンジンがかかるのに時間がかかるのですが、ここ数日で3枚ほど描きあげました。あと8枚。どうしても彼が帰ってくるまでに仕上げたい私です。

私とジョン・クロードは、毎日Skypeで1時間近く話をしています。
インドのネット接続があまり良くなく、ビデオで顔を見ながら話をすると急に接続が切れることがあるので、普段は声だけを聞いて話をしていますが、それにしても、すごい時代になりました。
何時間話をしても無料に近いSkype。昔、国際電話を使っていた頃には想像もできなかったことです。
ツイッターやフェイスブックには疎い私も、Skypeは好きです。

mimosa

ダニエラのお姉さんがミモザの花を持ってきてくれました。

mimosa

近くで見る花は、一つ一つがボンボンのようで、とっても可愛い

cake

3月3日はダニエラの次女デボラの誕生日で、またまた、デザートに招待されました。今回はケーキではなく、フルーツクリーム?のようなもの。ティラミスをもっと柔らかくしたものの上に、ホイップクリームとフルーツが飾られています。
どこからこのレシピーを見つけたのかとダニエラに訊いてみると、「インターネットからよ」と返事がありました。
久しぶりに本格的なデザート。おいしかったです。

cake

左から誕生日の主人公デボラ、彼女のボーフレンドのエマヌエレ、デボラのお姉さんロベルタ、デボラのママのダニエラ、ロベルタの次女ビアンカ、後ろを向いているのは私、そしてロベルタの長女エミリー