Kiyomi D.

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ピサのアルノ川近辺

Pisa

こちらヨーロッパには夏時間、冬時間と言うものがあります。10月27日に冬時間となり、1時間時計を遅らせる事になりました。と言う事は今まで3時だった所が2時になるわけです。これで日本との時間差は8時間になりました。冬時間になるときは日が1時間伸びた感じで嬉しいものですが、その逆に夏時間になるときは1時間損したように感じるものです。

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11月1日の満月を境に急に気温が下がりました。イタリア全土が寒くなったり、雨が沢山降ったり、又は北の方では初雪が降ったりといよいよ冬支度のようですが、こちらトスカーナも気温が下がり11月らしい気温となりました。でもこれがトスカーナの良い所で、気温は下がっても空は真っ青に晴れ渡り、それは気持ちの良いものです。よく写真にあるあのきれいな青い空です。雲一つない真っ青な空。寒くなったからこそのこの青空なのでしょう。日向に出るとぽかぽかとして、犬や猫が草の上にゴロンと寝っころがっています。

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日が短くなったので外へ出ることが少なくなってきました。5時を過ぎるともう暗くなるので、どうしても家で過ごす事が多くなり、昨日は主人と一緒に冬の間気持ちよく過ごせるように、暖炉のある居間を作りなおしました。ソファ、TV,ミュージックシステム、絵、植物、あるもの全部を移動し、暖炉を中心とした居間作りに挑戦です。やっている最中にふっと、こんなに何気ないことですが、世界で一番好きな人と何かを一緒に作り上げている、と言う「今」をとても幸せに感じてしまいました。

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ピサは例の斜塔、大聖堂、洗礼堂、カンポサントのある「奇跡の広場」がとても有名ですが、今日はそこから少し離れた別のピサをご紹介しましょう。

斜塔の前にあるサンタ・マリア通りを進んでいくとカヴァリエーリ広場に出ます。その広場には16世紀に設計されたカヴァリエーリ宮殿があります。壁一杯に彫刻と模様が施され、全体に灰色だけれど、その美しさは見事です。その宮殿の前にはメデイチ家のコジモ1世の像が見られます。今この宮殿はピサ高等師範学校になっています。

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更にそこを真っ直ぐ進んでいくと、アルノ川に渡したメッツォ橋に出ます。もうそこからは旅行者はあまり見られず、ピサ住民の買い物などで賑わっています。この辺りはフィレンツェの川沿いによく似ていますが、しかしフィレンツェに比べると静かな雰囲気です。道の両側にはお店がづらっと並び、「奇跡の広場」に比べてかなり違った興味をそそられてしまいます。更にそこを奥に進んでいくと、歩道者天国があり、またまたお店のラッシュが始まります。ブランド店、香水の店、靴の店、かばんの店、等など…。フェラガモの店は見ませんでしたが、でも買い物だったら、私はフィレンツェよりもここを選びますね。

変に観光化されておらず、イタリア人が必要としているものがある店が並び、決して安くはありませんが、旅行者目当てのとんでもない値段でもないようです。一度行って見てください。

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