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フランス語学校

秋近しですね。朝夕、さむっ、と思うここ数日です。

実は私、10月3日の月曜日からフランス語学校へ通い始めました。
授業は月曜日から金曜日までの5日間で、時間は朝9時から12時15分までの3時間(途中休憩あり)
10月末までの4週間セミインテンシブのクラスです。
フランスに住み始めてから、自分で少しは勉強していたのですが、最初の数ヶ月は毎日やっていたものの、そのうちにぱったりとやらなくなって、これはいかんと思い、学校を探しました。
ジョン・クロードにネットで探してもらったところ、なんと我が家から歩いて直ぐのところにLudoというフランス語学校を見つけてくれました。
サイト(http://en.ludoexpression.com/)を見てみると、確かに学校の詳細や授業の様子が写真に出ています。
さらに、そこには、学校参加に興味を持った人が受けられるフランス語の試験が載っていました。その試験の結果を見てクラスを決めるのでしょう。
私は、さっそく挑戦することにしました。

まず、試験をする前に時間を見ておくようにと書かれています。私は時計を見て時間を紙に書きました。
次に、誰の助けも得ないで試験に取り組むようにと書かれています。オッケ~。
いよいよ試験です。最初の問題は、「次の文章を読んで答えを上の3つから選んでください」、というもので、これは簡単だと思って始めた私。
分からないものはアバウトで答えを書いていきます。正直に答えないと変に上のクラスに組まれても困ります。分からない文章も多かったのですが、分からないままどんどん答えていきました。
試験はなかなか終わらず、長いなぁ~、と思っていたところに、「海へ行ったと想像して、その時、何があったのか書いてください」という問題が出てきて、びっくり。
書け・・?私、フランス語、書けません。書けたら学校へ行かない・・。
それで私は、答案用紙(ネット上ですが)に「私は書けません」と書いたのですが、たまたま後ろを通りかかったジョン・クロードが、「主人と海に行きました。楽しかったです」くらいは書いたらどう、というので、めちゃくちゃのフランス語綴りでなんとか書きました。
さて、それからも、問題が延々と続き、やっと終わって、ほっと時計を見ると試験を始めてから36分経っていました。これが長いのか短いのかわかりません。
所要時間を書き込んで、送信しました。

その日から、私は毎日学校からの連絡メールを待ちました。がっ、何の連絡もありません。フランス語学校のサイトには、新しいクラスが10月3日から始まると書いていたので、できるならそのクラスに入りたい。
1週間待っても連絡がないので、ジョン・クロードにお願いして学校に電話をしてもらいました。すると、試験の結果を書いたメールを私に2度も送ったと言うのです。
ひょっとして迷惑メールに入ってきて、私が消してしまったのかもしれません。でも、いつも消す前には必ず一度眼を通しているのですが・・。
とにかく、一度面接に来てくださいと言われ、翌日行ってきました。

学校は、本当に我が家から歩いて3分ほどのところにありました。古い建物の階段を上がって中に入っていくと、フランス語を教える女性の先生と、事務管理をしている男性が迎えてくれました。
お互いに挨拶をして、テーブルに向かい合って座り、テストの結果をメールで受け取ったらしいけど見損なってしまいました、ごめんなさい、と私が謝ると、いや、そういうこともあるでしょう、とお二人ともリラックスした感じで、少々緊張していた私の気持ちが和らぎました。なんというか、「学校」という硬い感じがなかったのです。
それで、私のテストの結果はどうだったのでしょうか、と尋ねたところ、はい、悪かったですね、と正直に言われて、あっちゃー。
テストの結果を見て、私を初級者クラスに組み込んだけれど、それでもいいですか、と男性に言われ、私は、お願いしますと答えたのですが、横に一緒に座っていた女性の先生が、今までの会話は全て理解できているのでしょう?と私に尋ねるので、今のところ全て理解できていますと答えたら、これだけ会話が理解できる人を初級クラスに入れられないわ、初級クラスの生徒さんたちは、ボンジュールと言ったら後が続かない人ばかりだから、と言うのです。もし、私が初級者クラスに入ったら、きっと30分後には退屈してしまうだろう、そして、他の生徒さんたちは気後れしてしまうだろうと。

でも、私は初級から勉強したい、上のクラスに行って、何もわからなくて困るよりも、初級から勉強していったほうがいいと思います、と言ってみたのですが、先生は、いや、あなたは私が引き受けます、任せてください、と断言して、急遽、私は上級者クラスに行くことになりました。

いいのかなぁ~、と心配しながら、10月最初の月曜日、私は学校へ向かいました。どんな人たちと一緒に勉強するのかも心配でした。
学校に着いてみると、同じクラスにいたのは中年の男性と女性、それもイギリス人とドイツ人の生徒さんたちで、ホッと一安心。
勉強が始まると、みんな私と同じレベルのフランス語を話すので、これまた一安心でした。
初日こそみんな緊張していましたが、日に日に打ち解けてきて、イギリス人特有のジョーク(一応フランス語で)が炸裂する教室は毎日笑い声が絶えません。
先週の最終日である金曜日は、私がクッキーを差し入れ、同時にイギリス人の女性と先生もケーキを焼いて持ってきていて、休憩時間にはみんなでわいわいとたくさんの甘いものをいただきました。
さすがに金曜日の午後は、5日間の久しぶりの授業で頭がぼーっとして疲れを感じましたが、それも土曜日にはすっかり良くなり、今はもう明日の授業を楽しみにしているところです。
1ヶ月の授業でどれだけ私のフランス語が上達するのか、興味津々です。 頑張ります。

l'ecole

写真を見て私の右側に座っているメガネの女性が先生のドミニック。私の左側にいる女性は、フランス在住7年目で 、エステサロンを経営しているS.。その横は、わざわざイギリスから彼女のフランス語のレベルを上げるために2週間の予定で学校に来ているJ。
後ろに立っているのはD.。彼も郊外に家を買って住んでいるそうです。みんな子供がいて、家庭ライフを楽しみながら、フランス語を学んでいます。もう一人ドイツ人生徒がいるのですが、彼は自分の顔がネットに乗るのは困るそうで、写真を撮る人になってくれました。

l'ecole

私が差し入れたクッキー。学校のすぐそばに新しいパティセリーを見つけて、ケーキを買ってみたらとっても美味しかったので、学校の仲間にもと思い、買いました。翌日、クロワッサンを買ってみたら、これがまたおいしくて、病みつきになりそうです。

l'ecole

教室の横にある休憩室。お茶やコーヒーが用意されていて、朝から飲むことができます。ただし、使用したカップは自分で洗うようsになっています。

今日も楽しい1日をお過ごしください