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友達の訪問

3年前、私たちが南フランスのカルカソンヌへやってきた時から、遊びにおいでよ、と誘っていた友達夫婦がやっと遊びにきてくれました。
実は、彼らはジョン・クロードの仕事のパートナー、エマヌエルの両親。エマヌエルは今46歳ですが、友達夫婦は私たちよりもほんの少し年上なだけ。母親のシャンタールは18歳の時にエマヌエルを生んでいます。
そんな友達夫婦は、とっても元気。彼らは周りを山に囲まれたグレノーブルという盆地の街に住んでおり、彼らの家は山の裾野にあるそうで、毎日ウオーキングに出かけて健康を保っているそうです。

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写真は友達のフランソワとジョン・クロード。夕食に案内したのはカルカソンヌのお城・シテ内にあるレストラン・グルメ・コンテ・ロジェ(Comte Roger)です。
7月に入ると、シテを含めカルカソンヌにあるいくつかの広場ではオペラやミュージックフェス、ダンスなどが開催される時期となり、カルカソンヌの街は旅行者で大変に賑わいます。この日もレストランのテラス席は満席でした。
さて、壁際の良い席に案内された私たちは、メニューを見て、注文をし、出されたアミューズブッシュを食べ始めました。そこへ雨がポツポツ。私たちの上にはガラスの屋根があったので、少々の雨には動じずに座り続けていましたが、他の席の上には三角の布が飾られているだけなので、そこに座っている客たちは雨に濡れ始めてざわざわ。そのうち、ポツポツの雨がザーザーと降り出し、強い風も吹き始めて、そこらじゅうのグラスやワインボトルをなぎ倒し始めました。この時点でほとんどの客たちは屋内へ避難。私たち4人はどうしようかと迷っていたのですが、強い雨は私たちのところへも吹きつけてくるし、ちょうど良いタイミングでフロアーマネージャーが屋内に良い座席があるので移りませんかと言ってくれて、私たちは激しい雨の中を屋内へと突っ走ったのです。

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カルカソンヌは郷土料理カスレで有名です。たくさんのレストランがカスレを出していますが、私たちが行ったレストラン・グルメ・コンテ・ロジェは、その中でも美味しいカスレを作ると認定されているレストランです。
カスレが郷土料理ではない地区で生まれたシャンタールは、缶詰のカスレしか食べたことがないと言うので、ここでは彼女に本物のカスレを味わってもらうことにしました。
そして運ばれてきたのが大きなカセロールに入ったカスレ。熱々です。一人分ですが大盛り!!
お皿に乗せてくれたのは半分で、まだ半分が残っています。白いんげんにソーセージ、鶏肉、羊肉など盛りだくさん。小さなサラダまでついていました。

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缶詰のカスレしか食べたことがないのよ、とジョン・クロードに伝えているシャンタール。その横でフランソワがニコニコ。シャンタール、70歳、フランソワ、75歳。
彼女の前にあるカスレはまだ半分。この後カセロールに残っていた半分も彼女は完食しました!!美味しかったそうです。よかった、よかった。

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私も含め、フランスワとジョン・クロードは、魚のメニューを注文しました。
結局、一番体の細いシャンタールがみんなより一倍多い量のカスレを食べました。体のどこに入って行ったのか!?

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カスレでお腹がいっぱいになったシャンタールは、デザートにパイナップルとイチゴ。

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フランソワはミルフィーユ。

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ジョン・クロードは、もちろんチョコレート。冷たいチョコの上に熱いチョコソースをかけるデザートです。

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私はイチゴソルベとスポンジケーキ。美味しかったです。

食事も終わって帰宅する頃には、あんなに激しく降っていた雨も止み、蒸し暑かったのが嘘のような涼しい空気の中を歩いて、私たちは友達夫婦をポンヴューのすぐ近くにあるホテルまで送って行きました。

次回は、みんなでミディ運河の船に乗った時のことをご紹介します。


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今日も明日も、たくさん笑顔がありますように。