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雛が生まれた

私が住むアパートは築50年だそうですが、キッチンに一つ、寝室に二つ空気穴のような穴が空いています。
15センチ四方ほどの穴で、まさに空気入れ替えの穴だそうです。空気穴にはグリルが貼られていて、壁の幅が25cmほどあり、空洞です。
ただ、キッチンにある空気穴の外側のグリルが壊れており、その空洞に小鳥が卵を産んだようで、数週間前からぴよぴよと声が聞こえ始めました。日が経つに連れて雛の声も大きくなってくるので、成長しているのがわかります。親鳥がひっきりなしに餌を運んできます。

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どんな雛が育っているのか見たくて、私では窓の下にある穴まで手が届かないので、ジョン・クロードにカメラで写真を撮ってもらいました。その写真がこれです!きゃわいい・・・。4羽いるのがわかります。奥まったところがキッチンのグリル。

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これが親鳥。お父さんとお母さんが二人で餌運びをしています。私達がキッチンの窓を開けると、すーっと飛んできて、アタックはしませんが、ほらほら、気をつけろよ、という感じで私たちの目の前まで浮かび上がってきます。

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スズメよりもスマートな体で、尻尾がオレンジ色。なんという鳥かしら?

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雛達は羽毛に包まれて、親鳥よりも大きく見えます。

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アップで。

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雛がどんどん成長してきて、巣が小さくなっているようです。右の雛は外に出されたかな?
もう少しすると、雛達は外の地面に降りて、そこで10日間ほど筋肉を鍛えて、そして飛び立って行くそうです。
毎日キッチンに入ると聞こえる声が、いつかは聞こえなくなると思うと、少し寂しい。