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kyoto

京都に来ています

写真上は八坂神社。

9月3日に家を出て、ツールーズの空港近くのホテルに1泊した私たちは、早朝、パリ行きの飛行機に乗るために空港へ向かいました。そこで私たちのスマートフォンに入ったのが、関西空港行きの飛行機がキャンセルになったという知らせ。
台風21号が関西に近づいているというニュースは知っていましたが、まさか大阪が直撃されるとは思いもせず。
ジョン・クロードは、一旦ホテルに戻って様子を見ようと言いましたが、私は一応パリまで行って、そこでどうしたらいいのか状況を見たほうがいいと考え、私の考えを選んで、まずはパリへ向かうことになりました。

私は今まで何十回と飛行機に乗っていますが、自分の飛行機がキャンセルになったのは今回が初めてです。
パリのシャルル・ドゴール空港に到着した私たちは、エアーフランスのデスクへ向かうように言われました。そこで伝えられたのが、私たちの今日の飛行機はキャンセル、その代わり、翌日、私たちは東京の羽田空港へ向かって飛ぶことになったということでした。
大阪へ向かうはずが、東京へ行ってしまう私たち。もちろん、私たちだけではなく、他の乗客も同じです。一人、イギリスの若いティーンエイジャーの男の子が私たちのところに近寄ってきて、彼も大阪へ行く予定だったのが東京に変わってしまい、どうしたらいいのかわからないらしく、私たちと一緒にエアーフランスのデスクを回りました。
少し外に出て、しばらくしたら戻ってきて、一つ席が空いていたら今晩のフライトで東京に飛べるかもしれないから、と彼はエアーフランスのデスクで言われたらしく、別のデスクにいた私たちにお別れに来てくれました。
こういう時、一人の方がカップルよりも席が取れやすいものです。
大阪に行く予定だったのに東京に到着してしまう彼、一人で大丈夫かなと私は心配しましたが、まぁ、若い彼のこと、どうにか大阪へたどり着くことでしょう。

その日に飛べなくなった私たちは、空港近辺のホテルを紹介され、食事券も渡されて1泊し、翌日の午後、東京へ向けて出発しました。
無事に東京の羽田空港に到着し、大阪には新幹線を使って行くといいと前もってAFのCAから教えてもらっていた私たちは、関空に迎えに来る予定だった従兄弟から荷物は宅配便で滞在先に送るといいと教えてもらっていたのでその通りにし、それから新幹線に乗るにはどの駅へ行くべきかを周りの人に聞き回って、やっと大阪行きの新幹線の席に座ったのでした。
汗をかいた、大変な旅行の始まりとなりました。でも、台風のおかげなので、誰にも文句は言えません。
まぁ、これもいい経験です。

メインの滞在先は従兄弟の住む大阪府枚方市楠葉。彼の母親(私のおばさん)の家が空いているので使ってもいいよと言ってくれたので、1ヶ月滞在するつもりでやってきました。従兄弟とはたくさん話すことがあります。
そして楠葉は京都寄りなので、大好きな京都に通うつもりです。ジョン・クロードもたくさん写真を撮ると意気込んでいます。これが最後の日本訪問になるかもしれないので、たくさん楽しもうと思っています。
今の所、美味しい日本食をたくさん食べ、どこに行っても綺麗なトイレに感激し、素晴らしいサービスや親切な人々に感動しています。
カルカソンヌに帰るのは10月4日の予定。それまで、また大きな台風がやってこないことを願っています。
というか、帰りは関空から飛べるのか?、それが問題です。

涼しくなってきたこの頃、秋の気配を楽しみましょう。
そして、台風や地滑りで被害に遭われた方達が、1日も早く元の生活に戻れますように。