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集い歩きはダメ

先日、フランスのロックダウン(自宅謹慎)は4月15日まで、と新しく発令がありましたが、今朝、ひょっとしたら、多分、4月の末まで続けることになるかもしれないとのメッセージが流れました。
ロックダウンは6週間続けると状況が安定するという前例があるようで、フランスはそれに従うようですが、他の知識人たちは4月末まで実行する必要があるとの考え。どこまで行くのか、恐ろしいコロナ。

自宅謹慎を強いられている私たちは、1日に1時間だけウオーキングやジョギングに出かけることが許されています。それも自宅から1km以内でなければいけません。そして、必ず政府が用意した外出許可書を持参していないと、警察官に質問された時に130ユーロ(1万5千円強)の罰金を徴収されます。さらに、集いて歩いてはダメなのです。例えば私とジョン・クロードが並んで歩くこともダメ。
私とジョン・クロードは24時間、常に一緒です。一緒にご飯を食べるし、一緒に行動するし、一緒に寝るし、仕事をするときだけ別の部屋にいますが、家の中では常に近い状態です。そんな夫婦や家族でも、一緒に歩いてはダメらしい。

生活必需品の食品を買うためにカルカソンヌにあるオーガニック店に出かけた日のことです。この日はたくさんのものを買う予定だったので、私とジョン・クロードはキャリーバッグと別のバッグを持って買い物に行きました。
カルカソンヌのメイン通りは、自宅謹慎のために歩いている人がほとんどおらず、車も通らず、人のいない歩行者天国のようで気持ちがいい。1日中家にいるので、1週間に1、2度のお買い物の時間が嬉しい。
さて、大きな買い物をしてガラガラのメイン通りを私たちが楽しく歩いていると、向こうから警察の車がゆっくりとやってきました。スーッと通り過ぎるだろうと思ったら、スーッと私たちの横で止まりました。

「ボンジュール、マダム、ボンジュール、ムシュー、お二人はご夫婦ですか?」
「はい、夫婦です。買い物に行ってきました。外出届も持っています」
「それはいいのですが、二人で買い物に行ってはいけないことになっているのをご存知ですか?」
「えっ?そうなんですか?」
「はい、そうです。次回からはご主人お一人で買い物に行ってください」

そして、車はまたスーッと走って行きました。
車の中には白いマスクをした警察官が3人座っていました。自宅謹慎が守られているかどうか、こうして巡回しているのでしょう。大変なお仕事、ご苦労様です。時には乱暴な言葉使いで警察官に向かってくる人がいるようですが、その時はしっかりと罰金を徴収する、らしいです。

ということで、夫婦であっても並んで歩いてはいけないということを知ってから、私たちが公園内をウオーキングする時は、お互いの間隔を50m〜80mほどとって歩いています。
買い物に行くときも同じように距離をとって歩けばいいのかなぁ・・。あぁ、たいへん。