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春の気配とヌートリア

このところ雨が続いて私は冬眠状態でした。食品のお買い物や家の掃除洗濯はいつものようにしていましたが、窓の外に広がる重く垂れ込めた曇り空に感化されてか、気分が冴えなくて・・。そういう時は、何もせずにのんびりするに限ります。ジョン・クロードはいつものようにPCに向かって仕事をしています。そんな彼を側に感じるだけで、私は幸せ。私が焦って何かをしなくても世界が変わるわけではありません。どうせ冬です。外は寒いし強い風も吹いている。やはり冬眠でしょう、と我流に決めて家でのんびりしていました。

そんな日も今日からチェンジ。今朝は素晴らしい青空で始まりました。やはり太陽を見ると気分が違います。早速、チョコレートとコーヒーの朝食を食べた後、二人でウオーキングに出かけました。

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ウオーキング道の横を流れるオード川。向こう岸に渡るセメントの渡り橋が水に沈んでいます。去年は2月に同じ状態が見られましたが、今年は早め。それにしても、この日は春のような日差しでした。気温は朝10時ごろですでに16度。

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鴨達にあげようと残ったパンを小さくちぎって持って行ったら、偶然、2匹の動物(体長50cmくらい)が石の階段のところで日向ぼっこをしているのを発見。時々、川を泳いでいるところは見ていましたが、こんな近くに見たのは初めてです。少しパンを投げてあげると、3匹目も現れ、なんと、パンを取りに階段を登ってきました。そして、両手でパンを挟んでカリカリと食べるのです。その様子の可愛いこと!上の写真の左端の動物がパンを両手で持っています。カワウソかなとも思ったのですが、PCで調べてみたところ、どうもヌートリアらしいです。 ヌートリアはちょっと怖い動物らしいので、あまり近寄らないほうが良さそうです。

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このヌートリアは口にパンをくわえています。階段の横に金網が張ってあり、太陽の日差しでヌートリアの体に変な模様ができてしまって、ちょっと残念。

東京近辺では大雪が降ったそうで、春はもう少し先になりそうですね。まだまだ1月です。気候の変化で風邪をひきやすくなります。
暖かくして、寒い冬を乗り越えましょう。