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サンテミリオン(Saint Emillon)

先週の月曜日から金曜日まで、私はボルドー近郊のワイン産地の一つサンテミリオンへ行っていました。
ジョン・クロードの仕事関係でサンテミリオン近くへ行くことになり、せっかくなので4月の私の誕生日プレゼントも兼ねて、サンテミリオン郊外にあるシャットーに4泊してきました。

サンテミリオンまで我が家から車で約3時間半。ちょうどいいドライブの距離です。出かけたのが月曜日のお昼ご飯を食べたあとで高速も空いていて、青空の下、快適に進みました。
約2時間半後、高速を出てサンテミリオンに向かって郊外の道を走り始めると、うわー、出てきました、有名なワインを作り出す葡萄畑が、右にも左にも。ずーっと向こうまで目の届く限り葡萄畑です。今、ちょうど可愛い新芽が出てきたところで、それが綺麗に並んでいて可愛い。
周りの木々は新緑で眩しく、はぁ~、フランス郊外の素晴らしいこと!いつまでも見ていたい風景です。

st-emillon

サンテミリオンの街(村といったほうがいいかも)を上から見たところ。世界遺産になっている街なので、中世の風情がそのまま残っています。私が住んでいたトスカーナにある中世の街、ヴォルテッラ、サンジミニヤーノ、シエナ、モンテプルチアーノなどによく似ています。

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下にはレストランのテラスが広がります。遠くに見える丘の全てが葡萄畑なのですが、ちょっとわかりにくいかも。

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私が最初にサンテミリオンを訪れたのは到着した翌日の火曜日で、ご覧の通りとても静かでしたが、木曜日に改めて訪れてみると、ゴールデンウィークが近いせいか多くの観光客で賑わっていました。

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サンテミリオンで有名なモノリスの教会。石灰質の岩盤をくり抜いて作られたそうです。

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サンテミリオンの街中にはワインを売るお店が軒を並べています。 ワイン好きにはたまらない?
ウィキペディアによると、13世紀ごろ、ワインの品質を守る重要な役割を担っていた自治組織ジュラードは、良いワインの樽にはジュラードの焼印を押し、サンテミリオンの名に値しないと見做したワインは町の広場で樽ごと焼き捨て、その作り手は棒で叩かれ罰せられた、ということですから、そりゃぁみんな必死で美味しいワインを作ってきたわけです。
それが今、世界中で有名になりました。

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ワインばかりが目につく通りですが、それでも時々、お菓子を売るお店やバカンス風の洋服を売るお店がありました。レストランも多くて、バケーション時期には小さな街が人でいっぱいになりそうです。

次回は、宿泊したシャトーホテルの様子をご紹介します。

ゴールデンウィークが始まりましたね。
みなさま、素敵な休暇を過ごされますように。