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地中海エピソード

去年は10月13日の夜から翌日にかけて大雨が降り、洪水がカルカソンヌ近辺の町や村を襲いましたが、今年も昨晩から激しい雨が降り始め、川沿いや海沿いの町が浸水、別の町では竜巻でアパートの壁にヒビが入ったりドアや窓が壊れるという被害が出たそうです。地中海エピソードと呼ぶらしく、毎年10月ごろに地中海からの湿った空気が内陸の山にぶつかり、大雨を降らせるそうです。

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我が家から近いオード川。去年の洪水では水位が5.5メートルも上がって、この横にあるウオーキング道が完全に水に沈んでしまいましたが、今年は幸いなことに2.5メートルしか上がらなかったようで、ウオーキング道は普通に使えました。濁流の中をいくつもの大木が進んでいきます。

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ここ数日、ネットの新聞などを見ては、日本の台風の被害の大きさに心を痛めている私でしたが、まさか身近で洪水が起こるとは思いもしませんでした。自然の力の大きさと、人間の小ささを思い知らされています。

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写真の木々の向こう側には広々とした公園が広がっており、いつもはそこへ行くのに川に架かる小さな橋を渡るのですが、その橋が今日は完全に水没しています。流れもものすごく早くて怖いくらい。

日本に行ったら、被災(台風又地震)用のリュックサックを用意しなければいけないなぁ、と早々と考えている私です。