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ビレッジ・カスティニオ

ジョン・クロードのメールに、時々フィガロ社から今話題になっているホテルやレストランの情報が届きます。つい数日前にはLa Table(ラ・ターブル) という名のレストランの記事が届きました。レストランのサイトを見てみると、ボルドーやパープル、ピンクの色を使ったページがとても美しくて、早速どこにあるのかチェックしてみました。
このレストランは、Assignan(アッシニアン)という我が家から車で1時間ほどのところにある小さな村にある事を発見。ベルギーでは5本の指に入るという裕福な男性(工場の工員として働き始め、どんどん出世していった人なので、おごったところがない人のようです)と映画界で衣装担当だった女性のカップルがその小さな村を見つけて、そこにまずはバーを開き、それからシャトー・カスティニオという名でオーガニックワインを作り、そしてホテル、レストランなどを開いて、眠っていた村に活気をつけていったようです。

La Table というレストランはオープンして2年目になるとか。使っている食材は地元産のものがメインで、それもオーガニックのものが中心です。自社で生産しているオーガニックワインと一緒にサービスされるそうで、 そう聞いたら行って見ないわけにはいきません。先週の金曜日、私たちはお天気がいいのを確かめて、レストランの予約を入れ、車を飛ばして行ってきました。

ぶどう畑をどんどん通り抜け、目的の村へ向かっているはずなのに、Assignanという名が書かれた道路標識が見えません。カーナビを使っていたのでかろうじて目的地へ向かっているのは分かりましたが、郊外の道を逸れて山道に入っても村の名前が書かれたものが見えなくて、こんな山奥に本当に村なんてあるんだろうか、なんて思いながら山奥に広がるぶどう畑を見ながら進んでいくと、急に目の前に村らしい建物が見えてきました。

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これが村の入り口です。左にあるボルドー色の扉がシャトー・カスティニオのマークです。両側にある標識もそうですが、この村にあるシャトー・カスティニオ社の全てのお店やレストランにこのボルドー、パープル、ピンクの色が使われています。
シャトー・カスティニオ villagecastigno.com

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12世紀に作られたこの村を改装し、古さとモダンさを違和感なく素敵に調和させています。

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村の通り道もタイルで模様替え。昼時なのに人がほとんど通っていない・・。

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村にあるサインも同じ色で調和。上から、ワイン学校、リラックスの家、ワインとタパスのバー、レセプションとコンシエージ(ホテルがあります)と書かれています。
このほかにも、料理学校、アートギャラリー、陶器作りなどの体験ができて、さらに面白いのが、ワインとタパスバーでランチボ ックスを作ってもらい、そこにあるスクーターで郊外に出てピクニックをすることができる事です。もしくは馬に乗ってぶどう畑の散策!楽しそう!
そうそう、結婚式も準備してくれるそうです。夏の昼下がり、ぶどう畑のそばで披露宴、なんて夢のようです!小さな村なのに楽しめることがたくさんあって、まさにカスティニオ村です。
ただし、この村ではネットの接続ができないようになっています。訪問客には、しばし外の世界を忘れてゆっくりしてほしいそうです。

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ワインとタパスのバーの入り口。どこのお店にも同じ色が使われていて、古い古い村がとっても魅力的です。

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ワインとタパスバーの庭席。写真の手前にあるスクーターを使ってピクニックに出かけられます。

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ボルドー、パープル、ピンクに塗られたお店。

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綺麗なピンク色が映える、村の一角にあるベンチ。ちょっと見えませんが、タイレストランも奥にあります。

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レストランLa Table の入り口です。入る前からなんだかワクワクさせられます。

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レストランの奥に入ったところにある庭席。日傘も椅子も同じ色に調和されていて素敵。たまたまジョン・クロードもピンクのシャツを着ていました。

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そして、私も偶然に後ろのクッションと同じ赤い色の服を着ていました。

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庭から眺めたレストラン。とにかく色が調和されているので、カラフルでありながらとても落ち着きます。
何十年と風雨にさらされたような木を使い、それを新しい鉄枠で囲んでテーブルにしていたり、とにかく、古いものと新しいものの調和のさせかたがうまい。
オープンキッチンで兄弟二人が腕をふるい、それをサービスするのは彼らのお姉さん。忙しくなるとキッチンに入っている兄弟も料理を持ってサービスをします。質の良い料理やサービスをしてくれますが、決して冷たい雰囲気はなく、その反対にみんなとてもフレンドリー。
今回、私たちは前菜、メイン、デザートの昼食メニューをいただきましたが、夏になったら夕涼みも兼ねてこの山の上のレストランで夕食をいただいてみたいと思っています。楽しみ!

今日も素敵なひとときをお過ごしください。