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鞍馬

京阪電車で京都や大阪へ遠出をするときに乗るプレミアムカーでは、毎月の中旬ごろ、その月の京都案内新聞が配られる。小型だけど、各地のレストランや美術館、お寺さんなどの紹介が載っていて、結構役に立つ。
今月もいただいたのだけど、鞍馬寺の山門前に僧侶だった店主が開いた地元の山菜や季節の食材を使った精進料理を出すお店があると知った。ベジタリアンの私たちは、精進料理と聞くと遠くでも行って食べてみたくなる。
一度行ったことがある鞍馬駅のすぐ近くらしいので、ちょっとした山歩きも兼ねて、この精進料理を食べに行ってきた。

京阪線の出町柳で叡山電車・鞍馬線に乗り換えて鞍馬駅に到着。駅前にあるこの天狗のお面は確か去年新しく作り直されたもの。

鞍馬寺山門前にある精進料理を出す民芸調のお店「雍州路・ようしゅうじ」。囲炉裏が中心にあり、テーブルが窓際に沿って並んでいる。囲炉裏の周りに椅子が置いてあったので、冬になると火が入るのかもしれない。

座ったテーブルの窓から見える風景。山門は右側にあるので、参拝者が前をよく通る。

炭火で焙じた熱い番茶でホッと一息。店内を眺めていると間もなく「くらま山精進膳」2750円が出てきた。いろんな味の小鉢が嬉しい。左にあるとろろ蕎麦が気に入ったかも。とにかく、全部美味しかった。

お腹が満たされた後、鞍馬山ケーブルに乗って上まで。2分しか乗っていないので、鞍馬寺まではそこからさらに歩くことに。
写真は途中で見つけた龍の噴水。私の弟が辰年生まれだったので、龍を見る度に彼のことを思い出す。