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有機食品

グルテンフリーのパン屋さんに行き、そこで簡単な昼食も食べていた時、横の棚に並べられていた一冊の本が私の目に入った。 「本当は危ない国産食品」奥野修二著

私は買い物に行くと、品物の裏側を必ず見ます。まず一番は、有機食品かどうか。でも日本で有機食品を見つけるのは難しい。ヨーロッパではどこの町でもオーガニック店があり、我が家は食品から日常製品まで全てオーガニックでした。がっ、日本にはオーガニック店が私の街にもありません。
嬉しいことにスーパーにもいくつか有機食品があり、それをメインに買っていますが、もし有機でなければどこの製品なのか、どの国から来ているのかをチェックします。そして、国産(日本産)と書いてあれば安心だと思い買っていました。
それで、このタイトル「本当は危ない国産食品」が目に飛び込んできたわけです。本当は危ない国産食品?なんだ・・・?

図書館で借りて早速読んでみました。内容はというと、なんとヨーロッパなどで禁止されている農薬が日本ではいまだに使用されていると言う現状がずらりの本でした。農薬は田畑の地面に染み込み、それが野菜や果物に染み込んでいき、それを食べた私たちの体に蓄積する。そしてそれが引き起こす病の種類、その多さに私は驚きました。
アレルギー疾患の原因、不妊リスク、精巣から精子が消える、発達障害、うつ病を起こす、赤ちゃんにまで影響する、などなど。途中で投げ出したくなるような、読むほどに怖くなる本。ホラー本よりも怖い。
でも、どこかに「こうすれば大丈夫だよ」とホッとする言葉が載っているかもしれないと希望を持ちながら読み進みました。そして知ったのは、有機食品を食べるしか農薬を逃れる方法がない、ということでした。
有機食品が少ない日本では大変なことです。それでも、この本を読んだ後では、今まで以上に有機食品に拘ろうと思った私です。

数ヶ月前から「ビオ・マルシェ」と言うところから有機野菜を届けてもらっています。毎週違った野菜と果物が届きます。ほうれん草やサラダなどが安心して食べられるのが嬉しい。上の写真は昨日届いた野菜たちです。ここにサラダ菜とりんごが二つ入っていましたが、撮影前に食べてしまいました。

興味がおありでしたら、「本当は危ない国産食品」奥野修二著、読んでみてください。お勧めです。ちょっと怖いけど。